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山林でのワークショップ(今月のひとこと:4月)

2017-04-03

いよいよ4月。また、新たな年度の始まりですね。
本年度もどうぞよろしくお願い申し上げます。

うららかな春の日。長野県北部の村の山林でワークショップを行いました。

午前中は、村役場、林業会社、村内の社会福祉協議会、福祉施設の皆さんと、地域の共有林を散策です。
村の山林は、アカマツ林を主体に、広葉樹二次林、カラマツ、スギ、ヒノキなどの林分がモザイク状に存在している森林です。

今回は玉切りした丸太を使って、居場所づくりの練習も行いました。

午後は、役場の会議室をお借りし、KJ法を使って、同村の森林活用について、皆さんで考えました。
KJ法は、フィールド調査研究の川喜田二郎先生が考案した、アイディアのまとめ方の技術です。

本学会では、今年も国内外の森林に出かけ、その地域の森林と人間がより健やかになっていくことを目指していきます!

信州の山村の春に出かけました。まずは地域の山林をみなさんと森林散策。


伐採した丸太の端材を運搬リレーし、みなさんの居場所を創りました
 

「KJ法」を使ってのアイディアの話し合い

木材のチップ(今月のひとこと:3月)

2017-03-01

いま、木材のチップが様々なところで着目されています。
木材を製材する際には、おがくずが出てきますが、そうしたおがくずだけではなく、木材の端材をあえてチップ(剥片、小片)にすることもあります。
チップは、製紙原料となるほか、園芸用材などにも使われています。

しかしながら、木材のチップ用途の可能性はまだまだあります。

下の写真は、私の教え子の結婚式の実際の引き出物です。
御品には、ヒノキ材のチップを活かした入浴剤と、間伐材のトレイが入っています。そして、箱の緩衝材、クッションには、ヒノキのチップが使われています。チップが商品にも製品にもなっているのです。

天然素材である木材のチップは、今後ますます新たな用途を生み出していくことでしょう。

結婚式の引き出物。ヒノキチップの入浴剤とチップの緩衝材が入っています!

森林アメニティ学(今月のひとこと:2月)

2017-02-01

わたしは、勤務している東京農業大学で、「森林アメニティ学」という授業も担当しています。
「森林アメニティ学」は、森林、樹木のさまざまな恵み、木材、林産物をはじめ、食べられるもの、薬用となるもの、そして森林の風景や、森林療法などについて学ぶ授業です。

2016年度の最後の授業では、農大構内での、樹木のアメニティを見つける実習を行いました。
東京・世田谷のキャンパスであっても、注意深く歩いてみると、よい香りのもの(クスノキの葉)、食べられるもの(スダジイやマテバシイの実)、薬用となるもの(アオキの葉)、そして、心地の良い風景などをちゃんと見つけることができます。

授業の後半では、森林や樹木のアメニティを活用した起業を考えるワークショップも行いましたが、学生たちは、たった15分程度で、様々でユニークな起業アイディアを次々に考えつきます。
全国各地の自治体をわたしもまわっていますが、こうしたことはとても真似できないことです。

2月の大学は受験シーズンでもあります。

2017年あけましておめでとうございます(今月のひとこと:1月)

2017-01-01

あけましておめでとうございます
初春の御慶びを申し上げます

今年も森林、樹木と人間の健康、保健活動について、調査研究で邁進をしていきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、21世紀の現代にあっても、樹木はわたしたちの身のまわりで欠かすことのできない大切な材料、マテリアルになっています。

そんな中、木で作られた玩具:おもちゃの開発もしております。

写真は、何の変哲もない、どこにでもある、スギの間伐材や端材を活用して試作した玩具です。
特に心身に障害を抱えている子どもたちのために、これまでの上原理事長の経験から作られたものです。

子どもは、一般に、穴を開けたり、穴に指を入れたりすることが好きです。
机や壁、廊下の節の穴に指を入れた経験はありませんか?

このおもちゃは、そうした子どもの手指の動作に応じて試作されたものです。
すべて手作りで、木材を取り扱う中小企業が製作をしてくださいました。
質感、重量感の異なる棒を、たくさんある穴に入れていくだけのシンプルなものですが、これが意外にも好評なのです。

今年も身近でごくありふれた森林環境、樹木とのかかわりの中から、人間の生活にとっての尊いもの、健やかなものを再発見してまいります。

今年の2大ニュース&地衣類の研究(今月のひとこと:12月)

2016-12-02

今年もとうとう師走、クリスマス、年の瀬の時節になってまいりました。
皆様方にとりまして、今年はどんな一年でしたか?

日本森林保健学会にとっての2016年は、
○台湾森林保健学会との提携
○学会誌「森林保健研究」の創刊
の大きな2つの一里塚ができました。
来年以降の活動、調査、研究がさらに楽しみなところです。

さて、この師走の調査研究の第一弾として、信州・伊那谷のカラマツ林に出かけてまいりました。
今回は、標高1200m前後のカラマツ人工林の樹皮に付着する地衣類(菌類と藻類の共生体)の調査です。
地衣類には、その土地の空気環境条件の影響を敏感に受けるものがあり、その特質から、空気の清浄度の指標生物(indicator)に利用できるものがあります。
清澄な空気は、清冽な水同様に、現代では貴重なものになってきました。
貴重な自然条件についての調査研究にも継続して取り組んでまいります。

どうぞ良いクリスマス、新年をお迎えください!

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