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新着情報:今月のひとこと 一覧

森林の国際学会(今月のひとこと:11月)

2014-11-01

森林の国際学会であるIUFRO(International Union of Forest Research Organization)2014がアメリカ・ユタ州のソルトレイク市で開催され、当学会からは上原 巌理事長が参加、発表してきました。

今回の大会では、
(1)Forests for people
(2)Forest biodiversity and ecosystem services
(3)Forests and climate change
(4)Forest and water interactions
(5)Forest biomass and bioenergy
(6)Forests and forest products for a greener future
(7)Forest health in a changing world
の計7つのカテゴリーの分科会が設定されました。さまざまな領域にまたがるユニークな分科会設定ですね。

今回、上原理事長は、「The effects of forest therapy utilizing regional abandoned forests in Japan」のテーマで発表し、放置林と森林療法の組み合わせ、森林と人間双方の健康増進のこころみなどが斬新であるとの評価を受けたとのことです。

大会では計1200もの研究発表があり、世界中で本当にさまざまな調査研究がすすめられています。

「Forests for people」の分科会が国際学会でも設定されたように、森林と人間との関係についての研究はこれからもますます重要になっていくことでしょう。

日本森林保健学会もさらに精進してまいります!

(※ちなみに次回のIUFRO大会は、2019年6月にブラジルのCurtiba市で開催される予定です)

過ごしやすい森林とは?(今月のひとこと:10月)

2014-10-01

お元気ですか?
まわりの山々、森林はすっかり秋めいてきました。

さて、この秋になると、つくづく感じることがあります。
みなさんは、「過ごしやすい森林」「心地よい森林」はどこにあると思いますか?

里山実は、それは里山です。
里山は、かつて薪炭林として、燃料の木材や農業の堆肥を供給する大切な資源であり、わたしたちのなりわいの場でありました。

もともとは天然林、自然林であった場所であり、定期的にその木々を伐採し、伐り株からは再び萌芽をさせて再生する、ということを繰り返してきたところ、それが里山です。

みなさんのお近くにもそんな里山や里山の名残りがありませんか?

里山特有のフカフカの落ち葉の林床も魅力です。

この秋の季節は、つくづく里山こそが私たちの癒しの場であることを再確認できるときでもあります。

かつてわたしたちのなりわいの場でもあった里山。

里山では、くつろぎの空間をつくることもできますよ!

食欲の秋(今月のひとこと:9月)

2014-09-02

このところめっきりと涼しくなり、日も少しずつですが短くなってきました。
季節はすでに秋ですね。

秋にはいろいろな「○○の秋」があります。
そのなかでの筆頭は、やはり「食欲の秋」になるでしょうか。

森の秋の恵みをいただいた食事、和菓子、お菓子が全国津々浦々にあります。
秋は、食にも訪れるのですね。
この秋は、各地の「森の伝統食」を調べ、味わってみてはいかがでしょうか?

 

今月のひとこと(8月)

2014-08-01

八月は、陰暦では「葉月」と呼ばれていました。

太陽暦と太陰暦とのズレはありますが、葉月のこの時節は、森の木々の葉の変化の端境期でもあります。

日が短くなること、朝夕の気温が低下してくることによって、森の濃緑の世界の中にも少しずつ変化が生まれてきます。

さらにこの暑い最中、暦の「立秋」もありますね。

八月は「小さな秋」が芽生える月でもあります。

樹冠のセミの大合唱の最中にも、秋は始まっています。

ロマンチックな葉月をどうぞお過ごしください。

 

数値化できないもの(今月のひとこと:7月)

2014-07-02

福岡の森林公園で、本会会員の社会福祉施設の皆様方との森林散策を行いました。

今回散策をした森林公園には、江戸時代の初めに植えられたクスノキの大木が林立しています。

林間を時折ぬけていく風も、林冠で鳴く涼しげなセミの声も心地よく感じ、最後には、クスノキの大木にみんなで木登りをしました。

日頃、室内での生活を送り、森林に出かける機会の少ない皆様方との散策でしたが、一番印象深かったのは、そのみなさまの表情の変化です。

「嬉しそうな顔」「安らかな表情」「いい顔をしている」

これらはよく考えてみると、いずれも数値化できないものですね。

経済優先、数値志向の現在の日本において、これらの表情の変化はいつの間にか忘れ去られています。

しかしながら、この表情の変化は、たとえ数値化はできなくても、確かにあり、私たちの感性、主観で感じられるものです。

数値化できない大切なもの。

本学会では、数値化できない大切なものについても考え、取り組んでいきます。
今年もご参加いただき、一緒に歩きながらお話をしてくださった皆様方、本当にありがとうございました。

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