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新着情報:今月のひとこと 一覧

サザエさんと森林に出かけてきました!

2023-11-01

2023年10月28日(土)
埼玉県秩父市にて、住宅メーカー主催、林野庁後援の植樹活動をおこないました。
今回の特別ゲストは、なんとサザエさん一家です!

「森は海の恋人」と云われるように、実は森林と海は川でつながっています。サザエさんご一家にも森林はかかわりがあるのですね。実際、サザエさんは、林野庁の「森の輪 応援団」も務めておられます。

植樹活動には、就学前のお子さんから80代までの幅広い方々が、総勢100名以上ご参加され、秩父の山林でみられる25樹種の樹木が約400本植えられました。

植樹後は、本学会の上原巌理事長による森林の解説と林床での休養時間、また逞しく生きる樹木の赤ちゃん(実生)探しなどのアクティビティも行われました。

森林と海をつなぐ、そして森林と人をつなぐ活動に、当学会でも取り組んでいきます。

秋の森

2023-10-20

暑かった今年の夏もいつの間にか過ぎ去り、秋がやってきましたね。
秋の森を歩いて気がつくことは、森が静かなことです。
虫の音、鳥の声なども聞こえますが、秋の森には独特の静けさがありますね。

「秋晴れ」という言葉があります。
秋の晴天はすっきりしていて、高く、爽やかです。

秋の森にもぜひ出かけましょう!

秋の森

手づくりの良さ

2023-09-01

先日、九州の山間部を訪ねました。
放置里山の整備を行いながら、昔ながらの有機農法を実践している地域です。
そこでいただくお弁当はとても美味しい!
その理由は、地域の食材がそのまま生かされ、オリジナルのメニューで作られているからですね。
何よりも作ったみなさまの創意と手づくりの良さが伝わってきました。

しかしながら、です。
そのお弁当づくりに、業者が入り、公的な企画や運営になって、「認定」なども受けると、不思議なことに、この手づくりの美味しいお弁当はその輝きを失い、お金や広告のにおいのする別物に変わっていきます。
「公的な認定」を受け、美麗な宣伝も受けるのに、一体なぜでしょう?
これは、不思議なパラドックスです。

とどのつまり、手づくりの良さ、作った人のぬくもり、思い、創意工夫などは、規格化、数量化ができないのです。
数量化することができない自然、森の恵みをぜひお楽しみください!

手づくりのビワ茶。とても美味しく、何杯もお代わりをしました!

身近なところに自分の常備薬があります

2023-08-02

残暑お見舞い申し上げます。
毎年繰り返されるセリフかも知れませんが、「今夏の暑さは格別ですね」。
どうかくれぐれもお体をご自愛ください。

先日は、福井県に戦国時代の植生復元の仕事で出かけてきました。
今から450年ほど前、毎日の生活では現代よりもはるかに数多くの種類の植物、樹木を利用していました。
なかでも、病院がなかった当時、薬草、薬木は大切な資源でした。
それらの植物は特別な場所ではなく、身近なところにあったのです。
そして、21世紀の現在でも、実はその薬草薬木は私たちの身近なところにあります。

いましばらくは暑い日が続きますが、自分の健康に良い植物を探してみませんか?

第13回学術総会&研修会が仙台市で開催されました!

2023-07-03

暑中お見舞い申し上げます。

今年の学術総会と研修会は、事務局の東京農業大学(世田谷)を初めて離れ、仙台市で開催されました。

6月17日(土)は、東北医科薬科大学70周年記念講堂にて学術総会が開かれました。
大会長の住友和弘教授の基調講演、東北森林管理局の宮澤俊輔氏の特別講演がおこなわれ、血圧測定、唾液アミラーゼによるストレスチェック、POMSの記入のよくある3つの尺度測定についてのハンズオンセミナーが新たなこころみとして実施されました。

血圧、ストレス、心理検査のハンズオンセミナー
[血圧、ストレス、心理検査のハンズオンセミナー。とても好評でした。]

その後、会員発表がおこなわれ、夕方からの懇親会も盛況でした。

翌日18日(日)は市内の青葉山公園にて研修会が行われ、森林散策の前後には血圧と唾液アミラーゼの測定もおこなわれました。

青葉山での研修会
[青葉山での研修会:研修会後、過半数の参加者の血圧、ストレスが下がりました。]

両日ともお天気に恵まれ、開催することができました。大会を運営された住友先生、また終始お手伝いをいただいた及川結さん、二日間ありがとうございました。また、遠くは関西からご参加された会員のみなさま、おつかれさまでした。

来年は、つくばの森林総研で開催される予定です。
学会誌「森林保健研究」も近日中にお手元にお届けできる予定です。

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