NPO法人日本森林保健学会 > information

新着情報:information 一覧

News Letter Vol.7秋号を発送しました。

2023-10-20

News Letter Vol.7秋号と学会誌「森林保健研究第4号」を会員宛に発送しました。
お手元に届かない場合は、事務局までご一報ください。

次号のNews Letter Vol.8春号は、2024年3月発行予定です。
多数の原稿(2024年1月末締切)をお待ちしております。

News Letter Vol.7秋号と学会誌「森林保健研究第4号」

第13回学術総会が開催されました Part2.

2023-09-14

第13回学術総会が6月24日(土)に、宮城県仙台市にある東北医科薬科大学小松島キャンパスで開催されました。本年度のテーマは、「All you need is Forest」です。基調講演をはじめ、話題提供、様々な研究発表を通して、私達の生活に、森林がなくてはならない存在だと感じさせられました。初めて東京を離れた開催地ということもあって、大勢の発表者と参加者で盛況に行われました。

基調講演、話題提供、研究発表の内容は、下記のとおりです。

  • 大会長講演 座長 上原 巌(東京農業大学)
    「森林ウォーキングによる健康づくり~森の香りの効用~」
    住友和弘(東北医科薬科大学若林病院 総合診療科 )
  • 国からの話題提供 座長 住友和弘
    「森林保健分野と国有林~東北森林管理局の取組~」
    宮澤俊輔(東北森林管理局長)

会員発表
座長 高山範理(国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所)

  1. 長野県伊那市藤沢地区の堰堤沿いのアカマツ実生の分布と利用
    上原巌、新舟裕太、鈴木恵理、鴇田奈那、野崎尚哉(東京農大)
  2. 森林を利用した心身の健康~森林散策カウンセラーの立場から見えてきたこと~
    竹内啓恵(樹づ木合同会社)
  3. 『杜の都で、森林浴。』宮城県仙台市を中心とした森林浴プログラムの実践報告
    及川結(合同会社杜の日)
  4. 「Healthy Parks, Healthy People ~仙台都心外縁部のまちづくり」
    豊嶋純一(特定非営利活動法人都市デザインワークス)
  5. 森林ウォーキングのメンタルヘルスへの効果
    安室誠之(北海道森林療法研究会)住友和弘(東北医科薬科大学若林病院総合診療科)
  6. 森林ウォーキングによる健康づくり
    住友和弘(東北医科薬科大学若林病院総合診療科)
  7. 私の森林でのリジェネレーション事始
    高井雅彦(Sustainability Management School 院生、Small Impact 合同会社)

手づくりの良さ

2023-09-01

先日、九州の山間部を訪ねました。
放置里山の整備を行いながら、昔ながらの有機農法を実践している地域です。
そこでいただくお弁当はとても美味しい!
その理由は、地域の食材がそのまま生かされ、オリジナルのメニューで作られているからですね。
何よりも作ったみなさまの創意と手づくりの良さが伝わってきました。

しかしながら、です。
そのお弁当づくりに、業者が入り、公的な企画や運営になって、「認定」なども受けると、不思議なことに、この手づくりの美味しいお弁当はその輝きを失い、お金や広告のにおいのする別物に変わっていきます。
「公的な認定」を受け、美麗な宣伝も受けるのに、一体なぜでしょう?
これは、不思議なパラドックスです。

とどのつまり、手づくりの良さ、作った人のぬくもり、思い、創意工夫などは、規格化、数量化ができないのです。
数量化することができない自然、森の恵みをぜひお楽しみください!

手づくりのビワ茶。とても美味しく、何杯もお代わりをしました!

身近なところに自分の常備薬があります

2023-08-02

残暑お見舞い申し上げます。
毎年繰り返されるセリフかも知れませんが、「今夏の暑さは格別ですね」。
どうかくれぐれもお体をご自愛ください。

先日は、福井県に戦国時代の植生復元の仕事で出かけてきました。
今から450年ほど前、毎日の生活では現代よりもはるかに数多くの種類の植物、樹木を利用していました。
なかでも、病院がなかった当時、薬草、薬木は大切な資源でした。
それらの植物は特別な場所ではなく、身近なところにあったのです。
そして、21世紀の現在でも、実はその薬草薬木は私たちの身近なところにあります。

いましばらくは暑い日が続きますが、自分の健康に良い植物を探してみませんか?

第13回学術総会&研修会が仙台市で開催されました!

2023-07-03

暑中お見舞い申し上げます。

今年の学術総会と研修会は、事務局の東京農業大学(世田谷)を初めて離れ、仙台市で開催されました。

6月17日(土)は、東北医科薬科大学70周年記念講堂にて学術総会が開かれました。
大会長の住友和弘教授の基調講演、東北森林管理局の宮澤俊輔氏の特別講演がおこなわれ、血圧測定、唾液アミラーゼによるストレスチェック、POMSの記入のよくある3つの尺度測定についてのハンズオンセミナーが新たなこころみとして実施されました。

血圧、ストレス、心理検査のハンズオンセミナー
[血圧、ストレス、心理検査のハンズオンセミナー。とても好評でした。]

その後、会員発表がおこなわれ、夕方からの懇親会も盛況でした。

翌日18日(日)は市内の青葉山公園にて研修会が行われ、森林散策の前後には血圧と唾液アミラーゼの測定もおこなわれました。

青葉山での研修会
[青葉山での研修会:研修会後、過半数の参加者の血圧、ストレスが下がりました。]

両日ともお天気に恵まれ、開催することができました。大会を運営された住友先生、また終始お手伝いをいただいた及川結さん、二日間ありがとうございました。また、遠くは関西からご参加された会員のみなさま、おつかれさまでした。

来年は、つくばの森林総研で開催される予定です。
学会誌「森林保健研究」も近日中にお手元にお届けできる予定です。

Copyright(C)2012-2024 The Society of Forest Amenity and Human Health Promotion In Japan, All Rights Reserved.