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第6回学術総会、研修会が開催されました

2016-06-21| テーマ :お知らせ, 活動報告 |

第6回目となる学術総会が、6月18日(土)に今年も東京農業大学・世田谷キャンパスで開かれ、 翌19日(日)には、国分寺崖線での研修会が行われました。
今年のテーマは、「現代人のエスケープの場としての森林」。
人口の大半が都市部、街なかに暮らしている現代人にとっての森林の意義を様々な事例から考えました。

第6回学術総会18日(土)の総会では、まず上原 巌(うえはら いわお)理事長より、「韓国、台湾、ドイツ、イギリスにおける森林を活用した保健休養」と題した基調報告がありました。アジア、ヨーロッパのそれぞれの国のお国柄、森林の保健休養の実情などについてパワーポイントを使ってお話しされ、4国4様の様子から日本の現状もふりかえりました。

次に、会員発表では、地域における森林を活用したカウンセリングの事例の報告がありました。今年の「エスケープの場としての森林」のテーマ通り、森林の環境に心身をうつす意義についても熱心に討論がされました。

また、「地域病院や社会福祉施設で森林は活用されているのですか?そして、実際にどのように活用しているのですか?」というご質問をよくお受けいたしますが、北海道と九州、それぞれの地域病院での病院周辺の放置林の活用事例の報告があり、今後の本学会の実際的な展開方向もあらためて確認されました。

19日(日)の国分寺崖線での研修会では、かつての武蔵野の落葉広葉樹林の面影の残る樹林地を歩きながら、今でもみられる街路での天然更新の樹木などを観察し、森林の遷移、活用法、またあちこちにみられる薬用樹木や食用の樹木についても学習しました。

二日間、貴重な時間を割いて、遠路よりお越しいただいた会員のみなさま、本当にありがとうございました。また、今回はご参加いただけなかった会員のみなさま。来年度もお待ちしております!

※来年度の学術総会は、2017年6月24(土)、25(日)を予定しています。 

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