NPO法人日本森林保健学会 > Articles by: culali

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食欲の秋(今月のひとこと:9月)

2014-09-02

このところめっきりと涼しくなり、日も少しずつですが短くなってきました。
季節はすでに秋ですね。

秋にはいろいろな「○○の秋」があります。
そのなかでの筆頭は、やはり「食欲の秋」になるでしょうか。

森の秋の恵みをいただいた食事、和菓子、お菓子が全国津々浦々にあります。
秋は、食にも訪れるのですね。
この秋は、各地の「森の伝統食」を調べ、味わってみてはいかがでしょうか?

 

今月のひとこと(8月)

2014-08-01

八月は、陰暦では「葉月」と呼ばれていました。

太陽暦と太陰暦とのズレはありますが、葉月のこの時節は、森の木々の葉の変化の端境期でもあります。

日が短くなること、朝夕の気温が低下してくることによって、森の濃緑の世界の中にも少しずつ変化が生まれてきます。

さらにこの暑い最中、暦の「立秋」もありますね。

八月は「小さな秋」が芽生える月でもあります。

樹冠のセミの大合唱の最中にも、秋は始まっています。

ロマンチックな葉月をどうぞお過ごしください。

 

数値化できないもの(今月のひとこと:7月)

2014-07-02

福岡の森林公園で、本会会員の社会福祉施設の皆様方との森林散策を行いました。

今回散策をした森林公園には、江戸時代の初めに植えられたクスノキの大木が林立しています。

林間を時折ぬけていく風も、林冠で鳴く涼しげなセミの声も心地よく感じ、最後には、クスノキの大木にみんなで木登りをしました。

日頃、室内での生活を送り、森林に出かける機会の少ない皆様方との散策でしたが、一番印象深かったのは、そのみなさまの表情の変化です。

「嬉しそうな顔」「安らかな表情」「いい顔をしている」

これらはよく考えてみると、いずれも数値化できないものですね。

経済優先、数値志向の現在の日本において、これらの表情の変化はいつの間にか忘れ去られています。

しかしながら、この表情の変化は、たとえ数値化はできなくても、確かにあり、私たちの感性、主観で感じられるものです。

数値化できない大切なもの。

本学会では、数値化できない大切なものについても考え、取り組んでいきます。
今年もご参加いただき、一緒に歩きながらお話をしてくださった皆様方、本当にありがとうございました。

研究助成制度について

2014-07-01

会員の皆様方各位

日本森林保健学会では、学会誌への研究論文のご投稿、また研究助成を行っております。

詳しくは、それぞれの案内をご覧ください。
森林と人間の健康の研究について、皆様方からのご投稿、ご応募をお待ちしております。

⇒研究助成事業に関する詳細はこちら

第4回目の学術総会が無事に終了いたしました!

2014-06-16

第4回目の日本森林保健学会が、
6月14日(土):東京農業大学・世田谷キャンパス
6月15日(日):青梅の森
で行われ、盛会に終了いたしました。

今年のテーマは、「森林と人間をつなぐ精神(こころ)」。
14日(土)には、基調講演をはじめ、7題の会員発表がありました。
その題目は下記の通りです。

基調講演「みどりの空間におけるバリアフリーの現状と課題」
兵庫県立大学大学院緑環境景観マネジメント研究科 教授 美濃伸之 先生

会員発表
①森林浴における光環境の大切さ-木漏れ日のもつリラックス効果について-
②モノテルペン類のアセチルコリンエステラーゼ阻害作用について
③森林療法を用いた地域住民の健康づくり
④「植物園における散策が心身の健康に及ぼす効果」
⑤代々木公園を利用した傾聴散策カウンセリングの試み
⑥“癒しの森”の実現に向けた東京大学演習林の試み-住民参加型の展望と課題-
⑦地域病院、社会福祉施設等における森林を利用した保健休養のすすめ方

また、翌日15日(日)には、「青梅の森」での研修会が行われました。

今年も北海道から中国地方まで、遠路からご参加される方が多くみえました。
ご参加いただきました皆様方、本当におつかれさまでした。

学会では、学会誌の発行(1回/年)、研究助成も行っていきます。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

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