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平成22年度林野庁補助事業『森林づくり国民運動推進事業』報告会
平成22年度林野庁補助事業『森林づくり国民運動推進事業』報告会に参加して
去る2011年 3月 7日 (月)、東京大学農学部弥生講堂に於いて開催された、平成 22年度林野庁補助事業 『森林づくり国民推進事業』報告会に参加 しました。この報告会では事業に採択された団体 39団体の事業報告や、ポスターセッションが行われました。日本森林保健学会は 「多様な森林づくリプラン」というテーマの元に 「生活習慣病の予防医療に関する地域放置林の再生」と いう事業名で活動を行い、ポスターセッションで発表を行いました。この事業についての詳細は2011年 5月 14日 (土)に 開催される日本森林保健学会学術総会で報告いたします。
この報告会で、我々が啓発を受けた事業は沢山ありましたが、幅広く、多様な、国民側からのボトムアップ的な施策に働きかける勢いのある (まさに国民の積極的参加の)事業報告が印象的でした。例えば 「先駆的な森林づくり活動Jというテーマにエントリー したNPO法人土佐の森・救援隊事務局長 中嶋健造氏の発表では、地域に根差した自伐林業家の養成、経済的に成立するシステム作りが成功事例として報告され、この団体の意眼は注目に値する内容でした。
また、下村彰男 (東京大学大学院農学生命科学研究科 森林科学専攻教授)氏 の基調講演では「身近な地域の人の暮らしに結びついた森林」の 重要性を強調する内容であり、我々の法人の理念にも通ずるものでした。
この報告会の知見は我々の活動の意義を再認識できるものであり、さらに研究や事業を発展させていくために必要な視点も豊富で大変感銘を受け、今後の我々の活動継続、充実、躍進のヒン トや活力を得、実り豊かな報告会であったと思います。