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新着情報:今月のひとこと 一覧

森と川と災害の関係

2021-09-01

今年もまた各地で豪雨災害が続いていますが、みなさまのおすまいのところはいかがでしょうか?
下の写真は、わたしの信州の実家の裏を流れる川の様子です。

平常時と激しい降雨時の写真を並べてありますが、降雨時は水位が上がるだけでなく、川水が茶色く濁っているのがわかりますか?
実はこのことは、この川の上流にある森林があまり健全でないことを示しています。

森林にはたとえ激しい雨が降っても、それを木々の枝葉や林床の植物でまず受け止め、次に落葉や土壌で吸収し、土中に雨水を貯めこんで、それをろ過しながらゆっくりと下流にながしていく機能があります。そのため、森林からは、急激にではなく、常時同様のスピードで水は流れているのです(水源涵養機能)。

突発的な集中雨が降ると、急に水位が上がったり、濁った川水が流れ出たりするのは、そうした機能が低い森林であることを示しています。
雨も川も森林とつながり、森林の姿を浮き彫りにしているのですね。

この秋は各地での水害が発生しないことを願っています。
それには、私たち人間だけでなく、森林もしっかりと手当てをしなければなりません。

(上原 記)

夏休みの宿題 (^_^;) 森の物語はいかがでしょうか?

2021-08-02

暑中&残暑お見舞い申し上げます。

夏休みが始まりましたね!
夏休みと言えば、宿題があります。
「夏休みの自由研究」もあることでしょう。
でも、自由研究といっても、どんなことを調べたらいいかがまずわからず、お父さんお母さんに手伝ってもらうお子さんも数多いことでしょう。

そこで、今年はコロナ禍の夏休みとして、「森の物語」調べてみてはいかがでしょうか?

今月のひとこと(8月)

古今東西に森のお話があります。
たとえば、赤ずきんちゃんやヘンゼルとグレーテル、眠れる森の美女など、ヨーロッパの物語では、森が舞台となっているものがとても多いのです。日本でも、桃太郎、こぶとりじいさんなどは山間部や山林が舞台になっていますね。
その森にちなんだお話を、主人公、登場人物、ストーリーなどで分類していくのです。意外なパターンが見つかるかも知れませんよ。

引き続きコロナにお気をつけて、良い夏休みをお過ごしください!

樹木の花を見たことはありますか?

2021-07-05

カレンダーは7月に入り、夏の到来ですね!
今年の夏は暑くなるでしょうか? それとも冷夏でしょうか?

ところで、みなさんは、樹木の花を見たことはありますか?
お花と言えば、生け花や草花の花がすぐに思い浮かぶところです。
でも、もちろん樹木にも花があります。

写真は、ムラサキシキブの花です。
ひまわりやショウブのような大きな花ではありませんが、可愛らしい花ですね。
秋になると、この花びらの色そのままの紫の果実が実ります。

今月のひとこと(7月)

しかしながら、こんなに小さな花を見ている人はいるのでしょうか?
はい、もちろんいます。それはあなたですね(笑)。
 
そして、人間以外では、鳥や虫がこの花を見ています。

次の写真は、アカメガシワの花です。
甲虫が早速とりついているのがわかりますか?
体全体で花を観賞し、香りをかぎ、蜜を楽しんでいるようです。

今月のひとこと(7月)

夏に咲く樹木の花を見つけてみてくださいね。

森林浴の後は、なぜ眠くなるのでしょうか? ・・・森林は大きなゆりかごです

2021-06-01

森林浴をした後は、帰りの電車でついウトウトと寝てしまう。
森林浴をした日は、夜によく眠れる。

いずれもよく聞くことですね。
みなさんもご経験はありますか?

今月のひとこと(6月)

森林浴のあとに眠くなるのは、運動に伴う疲労をはじめ、また森林浴による交感神経の副交感神経のバランスなどが影響しています。さらに電車やバスなどの場合は、揺れ、揺らぎがありますね。その揺れが心地よいゆりかごの役割をするのです。森林浴の帰りの電車やバスの車内でいつの間にか眠りに落ちてしまうのは、それが大きな理由です。また、ガタゴトと揺られている時には気持ちよく眠っているのに、2分間ほどでも停車をすると、ふと目が覚めることもありますね。これは揺れのリズムがなくなるからです。

そして、森林の中にもゆれやゆらぎがあるのです。風によって動く木々の枝葉、林間にちらつく木漏れ日、時折聞こえる鳥の声などもゆらいでいます。

つまり森林そのものが大きなゆりかごのような働きを持っているのです。

コロナ禍での生活が続いていますが、もし機会がありましたら、その森林での「ゆりかご体験」をしてみてください!  

身近なみどりの活用を考えましょう

2021-05-06

東京をはじめとした4都府県に3回目の緊急事態宣言が出され、コロナ禍での生活が相変わらず続いていますね。

けれども、ソーシャル・ディスタンスやマスク、消毒などに留意しつつ、散歩に出かけることは健康管理上も大切なことです。

しかしながら、ご高齢の方をはじめ、障害や疾病を抱えている方など、気軽に散策に出かけることができない方も大勢みえることでしょう。

そこで、本学会では、全国森林レクリエーション協会との共催で、5月15日(土)13:30から、「森林と心のユニバーサルデザイン 森のみどりはバリアを越える」というオンライン・シンポジュウムを開催いたします。参加費は無料です。

いまのコロナ禍での生活のもと、高齢者、障害者にとって、身近な森林、緑地を利用してどのような健康づくり、またみどりの楽しみ方があるのかを専門家の方々と一緒に考えます。

ご関心のある方は、下記のFormsからどうぞお申し込みください!
https://forms.gle/rn6rueqNXDkZY4i38

今月のひとこと(5月)
車いすに高齢者を乗せて、早朝の散歩をされている様子です(世田谷区)

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