新着情報:今月のひとこと 一覧
会員の方の山林に出かけてきました!
長かった夏の山にいつの間にか涼しい風が吹くようになり、秋がやってきました。
その秋の日に、東海地域に出かけてきました。今回は会員の方の山林の踏査です。
お天気にも恵まれ、とても良い森林散策をすることができました。
自分の家が代々継承してきた山林。おじいさん、おばあさんの代までは足繁く出かけてきたものの、自分の代ではいつしか意識も遠ざかり、所在地も今ではよくわからない。また、どのように手入れをしていったらよいかわからない。そんな山林が全国各地にあります。でも、「自分の山」「自分の森林」はかけがえのない宝物です!
もしわが家の山林を見に来てほしいというリクエストがありましたら、ぜひ学会事務局にご一報ください。可能な範囲でうかがわせていただきます。
台湾・台東縣に出かけてきました!
残暑もあり、台風の接近もあいつぐ初秋ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
8/22~25まで、国際フォーラムで台湾・台東縣に出かけてまいりました。
連日盛況のなか、小生は基調講演、パネルディスカッション、ワークショップを担当いたしました。台湾のみなさんは親切で優しく、さりげない気配りのできる方が多くて、とても充実したフォーラムになりました。
森林療法の本を2冊出版し、初めて台湾を訪れたのが2013年。以来、小生の目から見て、台湾での森林療法はアジア諸国の中では最も理想的に発展している国の一つであると感じました。また、台湾には、本学会の姉妹組織である台湾森林保健学会が2016年に設立され、今でも活発に活動をされています。
フォーラム最終日は、海にも出かけてきました。海風、波の音にも、自然のゆらぎがあり、自然の摂理を体感します。
間もなく、みのりの秋になりますね!
(上原理事長 記)
木とみどりのアート
みなさま、残暑お見舞い申し上げます。
先日、都内のホテルに出かけてきました。
ホテルのロビーでは、木のオブジェが飾られていたのですが、その材料はなんと、芯食い、芯腐朽の丸太材でした。でも、ホテルの中で全く違和感がありません。樹木、木材は、個性的でそれぞれが唯一無二の自然素材です。そのため、たとえ病虫害の被害木であっても、アート作品になりうるのですね。
ホテルには、周遊ができ、流水も楽しめる庭園もありました。庭園もまた緑のアートです。
残暑厳しいおり、森林、木立ち、みどりの空間でどうぞお過ごしください。
枯損木を使った木のオブジェと緑を楽しむ庭園。いずれもアートです!
まもなく学術総会
7月6日(土)、7日(日)と学術総会が開かれます。
今年は筑波大学を会場におこなわれます。
オンラインでの学会もいまだにありますが、やはり一堂に会しての対面の学会がいいですね!
今年も会員発表、研修会があります(会員の方は無料です)。
つくばでお待ちしています!
日本森林保健学会 事務局一同
積み重ねることの大切さ
本年度も、研究助成を受けて、各地での森林療法のワークショップをおこなっております。
先日は、九州の山林にも出かけ、初日は地域のNPOと社会福祉施設の方々と一緒に作業活動を、二日目はその職員のみなさまを対象とした研修会をおこないました。
同施設が山林での活動を始めたのは約20年前。それから何年間も試行錯誤を繰り返し、いまでは作業や活動がペースに乗り、一人一人の方々の個性もそれに伴ってさらに表出するようになりました。また、職員対象の研修会も各地でおこなっていますが、ちょっとした工夫で、作業活動はサクサクとはかどります。こちらの活動は30年以上取り組んでいるところです。
いずれにしても、積み重ねの賜物です。長年取り組んでこそ開花するものがあるのです。
本学会も引き続き、様々な挑戦を積み重ねていきたいと思っています。
フランス、台湾からのインターンの方も参加しての森林作業。
70年生のヒノキの間伐丸太を搬出しました