新着情報:information 一覧
樹木の花を見たことはありますか?
カレンダーは7月に入り、夏の到来ですね!
今年の夏は暑くなるでしょうか? それとも冷夏でしょうか?
ところで、みなさんは、樹木の花を見たことはありますか?
お花と言えば、生け花や草花の花がすぐに思い浮かぶところです。
でも、もちろん樹木にも花があります。
写真は、ムラサキシキブの花です。
ひまわりやショウブのような大きな花ではありませんが、可愛らしい花ですね。
秋になると、この花びらの色そのままの紫の果実が実ります。
しかしながら、こんなに小さな花を見ている人はいるのでしょうか?
はい、もちろんいます。それはあなたですね(笑)。
そして、人間以外では、鳥や虫がこの花を見ています。
次の写真は、アカメガシワの花です。
甲虫が早速とりついているのがわかりますか?
体全体で花を観賞し、香りをかぎ、蜜を楽しんでいるようです。
夏に咲く樹木の花を見つけてみてくださいね。
日本森林保健学会 第11回学術総会および会員総会オンライン開催のお知らせ
<学術総会にご出席される皆様へ>
6月20日に、ZOOMのご案内を学会事務局からメールで送信いたしました。案内のメールを受け取ってない場合は、事務局(info@forest-and-human-health.jp)にご連絡ください。よろしくお願いいたします。
- 第11回学術総会・会員総会:2021年6月26日(土) オンライン(ZOOM)
- 第11回学術総会・研修会:2021年6月27日(日)成城三丁目緑地 雨天中止
10:00集合 @東京農業大学世田谷キャンパス(※会員限定)
<内容>
(1) 基調講演 13:00~13:45
「森林浴とエビデンス-その拡がりと終着-」 高山範理
(当学会理事/森林総合研究所 上席研究員)
(2) 会員発表 14:00~15:30(一人15分 発表12分、質疑応答3分)
- 「森・樹木とともに生きるよろこび 「森に近い生活」の提言」
近森 聡(関西大学) - 「地域住民の森林との関わりの実態と地域の特性 —山梨県山中湖村におけるアンケート調査から—」
齋藤暖生1・藤原章雄1・竹内啓恵2・森田えみ3・高山範理3(1東京大学演習林、2樹づ木合同会社、3国立研究開発法人森林総合研究所) - 「放置里山林の再生と森林保健活動の両立をめざして〔中間報告その2〕~大分県のある社会福祉法人の森林保健活動への可能性の模索~」
杉浦嘉雄(国東半島・宇佐GIAHS専門家会議 委員) - 「福島県相馬地方の森林環境における放射性降下物質の動態—東京農大・東日本支援プロジェクト—」
上原 巌(東京農業大学地域環境科学部)
(3) 会員総会 15:45~16:00
- 会員の参加費用は、無料です。NewsLetterでご案内した出欠フォームへ5月31日(月)17時までにご連絡ください。
⇒会員発表の申込は締め切りました。ご出欠のご返信がまだの方は、ご出欠フォームへのご連絡、または直接事務局へご連絡いただけますようお願い申し上げます。 - 発表予定者は、発表題目・要旨を6月7日(月)17時までに事務局宛(事務局宛(info@forest-and-human-health.jp)にご提出ください。
- 非会員の参加費用(聴講のみ)は、3000円です。学生は事務局までお問合せください。
非会員は、学術総会の発表および研修会へのご参加ができませんので、ご了承お願いいたします。
<参加申込方法>
件名を「第11回学術総会参加希望」とご記載され、(1)お名前(フリガナ)、(2)ご所属先名、(3)職位、(4)メールアドレスをご記入いただき、事務局宛(info@forest-and-human-health.jp)に5月31日(月)までにお送りください。
森林浴の後は、なぜ眠くなるのでしょうか? ・・・森林は大きなゆりかごです
森林浴をした後は、帰りの電車でついウトウトと寝てしまう。
森林浴をした日は、夜によく眠れる。
いずれもよく聞くことですね。
みなさんもご経験はありますか?
森林浴のあとに眠くなるのは、運動に伴う疲労をはじめ、また森林浴による交感神経の副交感神経のバランスなどが影響しています。さらに電車やバスなどの場合は、揺れ、揺らぎがありますね。その揺れが心地よいゆりかごの役割をするのです。森林浴の帰りの電車やバスの車内でいつの間にか眠りに落ちてしまうのは、それが大きな理由です。また、ガタゴトと揺られている時には気持ちよく眠っているのに、2分間ほどでも停車をすると、ふと目が覚めることもありますね。これは揺れのリズムがなくなるからです。
そして、森林の中にもゆれやゆらぎがあるのです。風によって動く木々の枝葉、林間にちらつく木漏れ日、時折聞こえる鳥の声などもゆらいでいます。
つまり森林そのものが大きなゆりかごのような働きを持っているのです。
コロナ禍での生活が続いていますが、もし機会がありましたら、その森林での「ゆりかご体験」をしてみてください!
身近なみどりの活用を考えましょう
東京をはじめとした4都府県に3回目の緊急事態宣言が出され、コロナ禍での生活が相変わらず続いていますね。
けれども、ソーシャル・ディスタンスやマスク、消毒などに留意しつつ、散歩に出かけることは健康管理上も大切なことです。
しかしながら、ご高齢の方をはじめ、障害や疾病を抱えている方など、気軽に散策に出かけることができない方も大勢みえることでしょう。
そこで、本学会では、全国森林レクリエーション協会との共催で、5月15日(土)13:30から、「森林と心のユニバーサルデザイン 森のみどりはバリアを越える」というオンライン・シンポジュウムを開催いたします。参加費は無料です。
いまのコロナ禍での生活のもと、高齢者、障害者にとって、身近な森林、緑地を利用してどのような健康づくり、またみどりの楽しみ方があるのかを専門家の方々と一緒に考えます。
ご関心のある方は、下記のFormsからどうぞお申し込みください!
https://forms.gle/rn6rueqNXDkZY4i38
車いすに高齢者を乗せて、早朝の散歩をされている様子です(世田谷区)
樹木も人間も、生きるペースはそれぞれです
これは2本のケヤキです。
同じ場所に、同じ年に植栽されました。
けれども、芽吹きや開葉の様子が異なっていますね。
同じ場所でも、なぜこのようなことが起きるのでしょうか?
それは、それぞれのケヤキの持つ遺伝性です。
一本一本の木は、芽吹きも落葉もそれぞれの体内時計を持っているのです。
個別にそれぞれのペース、リズムを持っていることは私たち人間も同じですね。
新たな年度、2021年度(令和3年度)が始まりましたが、自分のペースはそれぞれ異なります。
自分のペースとリズムで過ごしてまいりましょう。