森林は、歩かないと、やはりわからない
今日2月3日は節分。
巷は、いま入試の時節でもありますね。
受験生のみなさん、どうぞよい春をお迎えください!
先日、埼玉県飯能市の森林、そして静岡県富士市の森林に出かけてきました。双方の森林とも、空中からの精密測量がすでに行われている森林です。いまは、日本が世界に誇る最先端の技術で、森林の1本1本の樹木の高さ、直径、材積はもちろん、そのシルエットや地形も詳細にパソコン画面で把握することができます。俗に云われる「スマート林業」の一端です。
しかしながら、手に取るようにわかった、その測量済みの森林にいざ出かけてみると、意外です。測量データにないことだらけなのです。樹皮につけられた鹿の角研ぎあと、樹木の病気、昆虫や鳥が開けた穴、林床のもぐらの山、シカのフン、そして樹勢(その樹木が元気かどうか)。やはり林地を実際に歩き、木に触れてみないとわからないことは実に多いのですね。
森林浴、森林療法もまた同様です。高画質の森林画像、人工的に演出された森林の音や香りなどのVR開発も現在は進んでいます。けれども、やはり実際の森林の環境には遥かに及びません。森林での五官の使い方は、VRでは再現できないものなのです。
明日は立春。
ぜひ森林に出かけましょう!

鹿による角研ぎの痕。このヒノキの立木は、その傷が元になり、漏脂病という病気になっています。これは、空中測量ではわかりません。

林床にみられるシカのフン。

森林でたまに拾う、カケスの羽根。
色合いがとても綺麗ですね!

