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食事の大切さ
コロナ禍も落ち着き、大学での講義、実習も平常に戻って、演習林での宿泊実習も通常通りにおこなわれるようになりました。そこで、再認識したのが、山での食事の大切さです。
コロナ禍での実習では、給食業者の方に来林していただくことができず、毎食同じメニューの仕出し弁当や、コンビニ弁当での食事でした。しかも、食べ盛りの学生によっては、あっという間になくなってしまう分量です。けれども、その量の少なさもさることながら、冷たいお弁当を3食いただくことの弊害は、それも9泊10日などの長丁場となると、健康面にも良くないことです。体も活性化できず、気分的にも籠城をしているような暗い心持ちになりがちでした。「食べられるだけでも幸せ」との考え方ももちろんありますが、真夏でも冷たい雨天下での実習日が続いたりすると、心身ともに冷えこんでしまうこともままあるのです。
山では、食べ物がおいしく感じるといいますね。様々なおいしさがありますが、そのおいしさはやはり手づくりのあたたかい食事です。
学生たちは毎食よく食べ、もちろん、実習も、そして宿舎の清掃もよくやりました。
毎食の残飯はゼロ。
食事は生活の基本ですね。そのことを森林での実習でも再認識いたしました。
(上原 記)