活動内容
森林保健活動について
WHOでは、個人の健康の状態に関わる因子として、個人的・社会的・経済的・環境的要因を挙げています。
当学会では、森林という環境的要因を個人の健康増進に生かすあらゆる取り組みを、森林保健活動と規定しています。
例えば、森林保健活動は単に休養のために森林環境に身をおくことだけでなく、森づくりなどの環境保全活動も視野に取り入れています。森づくりには、作業による達成感というレベルから、社会的に意味ある活動への参加という個人のアイデンティティの確立、自尊心を促すレベルに至る、個人の健康に対して、身体的働きかけのみならず、精神的、社会的健康に働きかける可能性があります。
また、森づくりによって、その地域の森林生態系を維持、あるいは改善しながら、自らが自らの手によって健康的な環境因子を創造していくというユニークな側面もあり、その地域の森林、自然に対する畏敬の念や、精神性を高め、森林、自然と人間が共に生命の宿るものとして生きていくことを再認識することができます。
さらに、地域の自然・森林を拠りどころとしてのコミュニティの保健活動を推進し、地域全体の健康増進を図っていくことが期待されます。
このように、日本森林保健学会では、森林を機軸にした様々な営みを人の健康、コミュニティの健康という視点から捉えなおし、森林保健活動という新たな切り口で考察、検証していきます。
研究助成事業
日本森林保健学会では、学会誌への研究論文のご投稿、また研究助成を行っております。
詳しくは、研究助成事業ページをご覧ください。
森林と人間の健康の研究について、皆様方からのご投稿、ご応募をお待ちしております。
活動報告
これまでの具体的な活動内容については、こちらの活動報告からご覧いただけます。
活動アルバム
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