日本国土の約7割を占める森林は、木材供給や、環境保全の機能だけでなく、地域および都市部に住む人間の保健休養や、健康増進、医療、福祉、教育などにも大きな意義を持っています。
また、地域によっては、森林率が8割以上の市町村も数多くみられ、中には過疎化、超高齢化の状態にある山村も少なくありません。

本学会では、その地域における森林環境を活用した疾病予防、疾病治療、リハビリテーション、介護、療育、保育、レクリエーション、休養等について、またその地域における健康食、生活習慣、労働習慣なども含めた心身の健康保持・増進・快復・成長や、QOL(生活の質)の向上を図るための実践と研究を行い、その成果を広く社会に還元する活動を行うことを目的とします。

癒しのベンチ

尚、本学会では、次のような活動を計画しています。

  • 森林を活用した健康増進、生活習慣病の予防医療に関する実践的研究
  • 地域の森林公園を活用した高齢者や障がい者を対象の療育活動の実践と研究
  • 森林を活用した児童保育および教育の実践的研究
  • 病院周辺の森林環境を活用した保健活動の効果
  • 山間部における高齢者の生活習慣に関する研究
  • 地域における保健活動に供する森林の整備および造成活動・地域における森林を活用した保健休養、健康増進等の計画立案、実践に関する相談、検討等の支援