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【3月26日】ワークショップ開催のお知らせ(福井県越前町)

2025-03-18

3/26(木)12時~16時に福井県越前町でワークショップが開催されます。
上原理事長の「森林療法入門講座」と「フィールドワーク」、そして、竹内理事の「森林を活かした健康づくり」のお話がありますので、福井県にお住まいでご興味のある方は、ぜひご参加くださいませ。

ワークショップ開催のお知らせ

福岡県八女市にて、今年も研修会をおこないました!

2025-03-18

2025年3月2日(日)、3日(月)と福岡県八女市の山林にて、地元のNPO法人 山村塾のみなさまと一緒に今年も研修会をおこないました。
今回は、森林療法のボランティアの方々が対象です。地元の特別支援学校の先生方や社会福祉施設の職員の方々、関係者のみなさまがご参加されました。

内容は、日頃の森林療法プログラムをみなさんで体験や、森林環境での療育要素の発見、森林療法の実際の事例の紹介、芳香水の製作などです。

ご参加された皆様方、連日大変おつかれさまでした。
八女市の森林と皆様方のご健康を重ねてお祈り申し上げます。

神-森-樹木-信仰-人間

2025-03-01

先日、信州の伊那谷に出かけてきました。途中で諏訪を通りましたが、諏訪では「御柱祭り」という郷土歴史色の濃いお祭り、日本三大奇祭にも選定されています。

その御柱祭りでは、天然性の高齢のモミの木が森から伐り出され、人々の手によって山峰を越えて運搬され、奉られます。つまり神様と森林と人間が御柱を仲立ちとしてつながるという習わしでもあります。

しかしながら、森林、樹木を媒介して、神と人間がつながるという行為は、実は他国でもみられます。林業国のドイツでも、毎年5月には「Maibaum:5月の木」と名付けられたマツ科やカバノキ科の樹木が神聖な木として選ばれ、まちなかに立てられます。

日本の神社の境内や参道には、高くそびえるスギやクスノキのご神木がありますね。それらのご神木は神様が降臨しやすいように背高く保存され、あるいはご神木そのものが神様になるのです。

森林や樹木を介して、神と人間が接する。
国際的、民族的にも面白いテーマですね。

第15回 令和7年度 日本森林保健学会・学術総会 <大分大会>のご案内

2025-02-26

日頃より、学会活動にご支援ご理解を賜り、誠にありがとうございます。
学会創立後より、東京農業大学以外の場所で学術総会が開催されるのは、3回目となる地方大会が開催されます。
今年の場所は本州を離れ、“湯のまち”大分県別府市で「大分大会」を開催いたします。
対面形式での開催となりますが、懇親会、野外研修会も開催されますので、ぜひ、大勢の皆様のご参加をお待ちしております。なお、研修会のご参加は会員のみの特典となります。

第15回学術総会・会員総会の開催日・会場

[テーマ]「森林は世界と地球を救う ~別府の海で考える~」
主催:NPO法人日本森林保健学会
後援:(一財)日本修景協会大分県支部・東京農業大学校友会 大分県支部
NPO法人アイラブグリーン大分・NPO法人大分環境カウンセラー協会
大会 会長 (一財)日本造園修景協会大分県支部 顧問  杉浦 嘉雄
大会副会長  東京農業大学校友会大分県支部 事務局長  三浦 盛久

[開催日・会場]
2025年6月28日(土)
別府国際コンベンションセンター「ビーコンプラザ中会議室」

[開催時間]
受付  13:00~
(1)基調講演 13:30~15:00
(2)会員発表 15:05~17:25
(3)会員総会 17:30~18:00
(4)懇親会  18:30~
(5)第15回 野外研修会(翌日の6月29日に実施)

(1)基調講演

  1. 「里山林の再生と森林保健活動の両立をめざして ~国東市の荒木川流域プロジェクト活動報告~」
     学術総会大分大会 会長 杉浦 嘉雄(日本文理大学 名誉教授)
  2. 「おじいさん、おばあさんになる前に森林へ!」
     日本森林保健学会 理事長 上原 巌(東京農業大学 教授)

(2)会員発表(当会員のみ発表可)

  • 会員発表(口頭)時間は、一人15分です。発表10分、質疑応答5分
  • 会員発表の申込は、2025年5月30日(金)17:00までに、発表題目とともに事務局宛にメールでご連絡ください。また、発表要旨(A4、1枚、形式自由)は、2025年6月15日(日)24:00までに、事務局宛にメールでご提出ください。

(3)会員総会(審議事項は以下のとおりです)
・2024年度事業報告・収支決算報告,2025年度事業計画案・予算計画案,その他

(4)懇親会
別府駅前周辺のレストランで予定しています。

(5)第15回 野外研修会
会員特典 ※非会員で野外研修会に参加希望の方は当学会へのご入会をお願いいたします。
[開催日時・野外会場]2025年6月29日(日)午前9:30~11:30,別府公園
[研修会のテーマ] 「森林バードウォッチングのすすめ」(講師:杉浦 嘉雄)
※詳細は、第15回学術総会開催日(6月28日)に会場にてご案内します。

〇学術総会の参加費:
会員は無料です。非会員は2,000円ですが、学生は無料です。ただし、非会員は野外研修会にはご参加できません。


会員の皆さまへ
「News Letter Vol.10/春号」は、3月中旬以降に発送予定です。こちらに、第15回令和7年度学術総会〈大分大会〉の出欠ハガキを同封いたします。恐れ入りますが、2025年6月18日(水)までにご投函いただけますようお願い申し上げます。

海外との共同研究

2025-02-01

2024年末、台湾での森林療法の国際ワークショップおよび国際会議に参加してきました。連日盛況で、台湾の自然、人々のエネルギーとバイタリティーを感じてきた次第です。
2013年に台湾には台湾森林保健学会ができ、現在も公式な本学会の姉妹学会として共同調査研究をおこなっているところです。

今回、連日のアクティビティに参加し、私自身も研修会と講演を担当して感じたことは、いまや世界の森林療法は2つの流れがあるということです。一つは、心身の保養や療養、リハビリテーション、また健康増進のための森林療法、そしてもう一つは地域の観光資源、レクリエーションとしての森林療法です。いずれにしましても、森林とヒトとがより良い関係性を保持していくことを願っています。

今月のひとこと(2025年2月)
雲林縣でのワークショップの様子。かつて日本人が植えたというモウソウチクの竹林を利用しておこないました。

今月のひとこと(2025年2月)
台北市での国際会議を終えて。
右から6番目がわたし。私の右が台湾の森林・自然保全長官、左が雲林縣知事。


今年、2025年も海外に出かけていく予定です。様々な国々の森林、人々との交流を通して、相互理解と世界平和の実現も目指します。これが今年の新春の願いです!

(理事長 上原 巌)

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