NPO法人日本森林保健学会 > information > 今月のひとこと

新着情報:今月のひとこと 一覧

木のベンチ(今月のひとこと:7月)

2018-07-02

暦は7月になりました。
いよいよ夏本番ですね!
暑中お見舞い申し上げます。

さてさて、郊外に出かけると、あちこちで木のベンチを見かけます。

木のベンチ

でも、木のベンチは、21世紀の今日、実は様々な場所で活躍していることをご存知でしょうか?
これは、広島空港ロビーにある、スギの間伐材を使ったベンチ。

木のベンチ(広島空港ロビー)

おしりの形状に沿ったデザインに造形されています。

これは、JR長野駅の新幹線ホームのベンチ。信州産の様々な樹木が使われています。

そして、木のベンチは、いまや売ってもいるのです!
これは、厚木市の森林組合で販売されているスギのベンチです。

木のベンチ(厚木市の森林組合で販売されているスギのベンチ)

一家に一脚いかがでしょうか?

最後に、これは勤務先の廊下にある間伐材のベンチです。

木のベンチ

この夏、各地でどんな個性的な木のベンチに出会えるでしょうか?
ユニークなものがありましたら、どうぞ教えてください!!

身近な樹木のグッズ(今月のひとこと:6月)

2018-06-01

現在は、ちょっとした「自然&健康ブーム」です。
実は、自然と健康の組み合わせで流行が見られることは周期的にあるのです。
自然→純粋(ピュア)→健康という流れですね。

街をあるいても、様々なところで、自然由来、樹木素材のグッズが売られています。
人間は自然を開拓しながら、自然に回帰もしていく、一種の矛盾性をかかえた動物ですね。

まちで見られる様々な樹木グッズ。バーコード管理されているものもあります!

 

※今月、6月23日(土)、24日(日)は、東京農業大学(世田谷)を会場に、第8回目の日本森林保健学術総会が開かれます。どうぞお出かけください!

心身の新陳代謝ができる森林(今月のひとこと:5月)

2018-05-01

うららかな陽射しのもと、奥多摩源流の村に出かけてきました。

渓畔林での樹木調査が主な目的でしたが、清らかな渓流を登り、巨樹を眺めながら進むうちに、すっかり心身が清められていることに気が付きました。

本当に美しい自然の中で過ごすことは、身体だけでなく、心理的な新陳代謝もおこなうことができるのですね。

5月の連休、ぜひ心身の新陳代謝ができる森林にお出かけください!

街中で出会う樹々(今月のひとこと:4月)

2018-04-02

このところ急にあたたかくなり、サクラ前線が急北上。
野山は新たなみどりで春満開に近づいています。

でも、それは街中でも同じです。
路面わきや、電柱わきなどでも、今年のみどりが芽吹いています。
現在は、野山⇔街中 と、分けられていますが、もともとは、そのような区別も境界もなく、まわりはすべて、どこもかしこも、自然そのものだったのですね。

いまの街中で出会う樹々たちは、そんなことを無言で体現してくれています。

雪の森の森林浴(今月のひとこと:3月)

2018-03-01

岡山県北部の新庄村に出かけてまいりました。
新庄村の人口は1000人弱。
江戸時代からほぼ同じ人口を保ってきている村です。

その村には、スギ、ヒノキ人工林と、ブナ、ミズナラ、イタヤカエデ、トチノキなどの落葉広葉樹二次林がモザイク状に共生する森林があります。

今回は、その雪の森の中を、スノーシューを使って歩きました。

冬季に、それも雪の中での森林浴? と疑問に思われる方もいらっしゃるかも知れません。でも、冬季であっても、雪の中であっても、もちろん森林浴はできるのですよ!

おまけに、冬季の雪の森林浴には、以下のようなメリットがあります。

1. 散策路や林床の上を歩きやすい。
2. 蚊やハチ、蛇に出会わない。
3. 落葉期であるため、日当たりも見通しもよく、森の中が明るい。
4. 雪の消音、吸音効果のため、林内が静穏。
5. 空気中の塵が雪に吸着される。

日本海側の森林を中心に、雪の中の森林浴は、これから5月頃まで楽しめる地域もありますね。

今年はぜひ雪の森林浴も楽しんでみてはいかがでしょうか?

Copyright(C)2012-2024 The Society of Forest Amenity and Human Health Promotion In Japan, All Rights Reserved.