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【活動報告】第12回学術総会
第12回学術総会が対面とオンラインのハイブリッドで開催され、研修会が明治神宮でおこなわれました
6月25日(土)、今年も東京農業大学を会場にして、本学会の第12回学術総会が「森林とコミュニケーション」をテーマに開催されました。
学術総会ではまず、5月に一緒に森林公園を一緒に散策させていただいた、東京都立文京盲学校の近藤美紀副校長先生より基調講演をいただきました。
近藤先生、ご多忙の中、貴重なご講演をいただき、誠にありがとうございました。
そして午後2時から、会員の研究発表。今年は9件の発表があり、ユングの心理学、クロモジの挿し木、地域の森林整備における薬用植物図鑑の作成、大学構内での散策効果、盲学校の生徒さんとの森林公園での散策、地域における高血圧、認知症、コロナ対策としての森林散策、そして樹木の香りなど、多彩な研究発表がおこなわれました。約4時間に及ぶ長時間の研究発表になりましたが、参加者の方々は終始熱心で、各発表に対しての質疑応答も活発におこなわれました。
なお、オンラインとのハイブリッドでの開催であったため、ところどころ音声の不備やマイクの不足などがあり、発表者のみなさまには大変ご迷惑をおかけする場面がありました。しかしながら、そこで発表がストップしてしまうのではなく、会員相互のコミュニケーションに好転し、解決にむすびついたところも、本学会の特徴でした。まさに開催テーマの「森林とコミュニケーション」の一端がうかがえた次第です。
長時間にわたって、研究発表と質疑応答が熱心におこなわれました。
翌日26日(日)は、明治神宮の杜で研修会が開催されました。住友和弘理事のご指導のもと、生理検査、心理検査の手順と測定方法について、またメディカルチェックや準備体操について解説を交えながらの研修がおこなわれました。その後、竹内啓恵新理事のガイドによる森林ウォーキングを約90分おこない、再度、生理検査、心理検査の測定がおこなわれ、最後にそのデータの解釈について住友理事より解説がありました。
参加者のみなさん、測定のコツなど会得されましたでしょうか?
研修会の様子。各検査の測定のコツなども伝授されました。
以上、第12回学術総会も無事に終了したことをご報告いたします。
なお、来年度は、仙台を会場に開催される予定です。
また、近日中に、本会の学会誌「森林保健研究」も発行されます。