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今月のひとこと(12月)
今年も師走となりました。
森の木の葉が落ち、
モミの木や木々のシルエット、
また、林床のドングリや、梢の中のヤドリギの姿もよく見える季節になりました。
やがて白い雪に覆われる冬景色となることでしょう。
冬の森の風景を眺めると、
新鮮な春のみどり、
萌える夏の緑、
鮮やかな秋の紅葉が、まるで幻だったかのように思えます。
自分の人生と自然の季節も重ね合わせ、自分の生の有限を再認識し、自分の生の完成に向けて
思いを新たにする時期なのかも知れません。
さて、クリスマス・ツリーになる常緑のモミの木には雑菌に対する抗菌作用が、
また、ヤドリギには、血液循環を高める作用があることが最近の研究で報告されています。
かつて「聖なる木」として崇められてきた樹木には、しっかりとした効用もあるのですね。
今年も一年間大変お世話になりました。
学会誌の編集や、研究助成もはじまりました。
来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
日本森林保健学会 事務局一同