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意外な使い方
先日、信州のリンゴ農家の方から、もみ殻をいただきました。
なぜもみ殻?と思う方もいらっしゃることでしょう。
また、もしかしたら、「もみ殻って何?」という方もおみえかも知れませんね。
もみ殻とは、稲のお米を包んでいた殻のことです。
そのもみ殻は、リンゴの発送の時に梱包材としても使われるのですね。
梱包材と言えば、ビニールの「プチプチ」がすぐに頭に浮かびますが、そのリンゴ農家では、なるべく自然環境に還元できるものをということで、もみ殻を使っているそうです。
今回は、そのリンゴの梱包に使っていたもみ殻をいただきました。
さて、もみ殻を森林ではどう使いましょうか?
まずは放置状態で、植物がなく、土壌の痩せている人工林の林床に試験的に敷いてみようと思っています。野ネズミなどの野生動物も来るかも知れませんが、動物を誘因することによって、種子散布も期待できるかも知れません。また、ちょっとした林地肥培にもなるかも知れません。
何事においても、このような「意外な使い方」についても、本学会では取り組んでいきます。