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残暑お見舞い申し上げます
相変わらず、厳しい暑さが続いていますね。
今年はさらにこの時期に来て、コロナ陽性者の数が再び増加しているようです。
みなさまどうかくれぐれもお大事にお過ごしください。
夏真っ盛りの今回は、アート作品についてです。
みなさま、ゲルハルト・リヒター(Gerhard Richter 1932~)と言う芸術家の名まえを聞いたことはありますか?
リヒターはドイツ生まれ。今年で90歳になりますが、まだまだ精力的に活躍しているアーティストです。その展覧会が東京国立近代美術館で開催されており、夏日の昼下がりに出かけてきました。
リヒターは様々な芸術表現に取り組んでいますが、その中に写真を絵画にした作品群があります。今回の会場では、森林を題材にした作品もありました。なぜ生の森林を写生するのではなく、あえて写真から描くのか?おそらくリヒターにとって、森林は一つのシンボル、象徴、あらわれなのでしょう。でも、それは私たち一人一人にとっても同じかも知れません。日頃、私たちは森林を実物、事物としてよりも、イメージとしてとらえることの方が多いのではないでしょうか?
同美術館には、展望コーナーもあり、隣接する皇居とお堀をよく眺望できます。
美術館の窓から眺める風景も一つの作品に見えますね。
ゲルハルト・リヒター展は、10月2日(日)まで開催されています。
東京国立近代美術館の展望コーナーからの眺め
風景もまた「鑑賞」です。