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森林 それは身近にあっても遠い存在?
いよいよ今年最後のひとことになりました。
みなさまにとりまして、2023年、令和5年はどのような1年でしたか?
世田谷に残る里山の名残りの「成城三丁目緑地」での散策会をおこないました。
当地は、昔からの薪炭林、そして皇室の御料林が残る場所です。
世田谷在住か、世田谷にお勤めの30名の方がご参加されました(抽選です)。
しかしながら、その参加者のほとんどの皆様が、今回初めてこの緑地に入ったとのことでした。「いつも眺めてはいても、入ったことがない」「名前を知ってはいたけれど、実際に足を踏み入れたのは初めて」とのご意見が大半です。これらの言葉は、そのまま今の私たち日本人の言葉そのものかも知れませんね。森林は身近にあっても遠い存在なのです。
けれども、その初体験の方々も、「こんなにいい場所が身近にあったことを全く知らなかった」「初めてなのに、懐かしい」などの感想を話されました。
そこでどうでしょう。
この年末、そして来年2024年は、ぜひ身近な森林に入ってみてはいかがでしょうか?
森林で迎える新年もよいと思います。
本年も大変お世話になりました。
どうぞ良いお年を!
日本森林保健学会 事務局 一同