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設立発起人による意見交換

2009-12-24| テーマ :組織について |

設立準備委員会に至るまでの経緯

現在、我が国における生活習慣によってもたらされる疾患、こころの健康づくりの重要性などはかつてなかったほど高まりをみせており、地域社会における高齢者、および障がい者の生活を支えていく必要性も高まりをみせてきています。また、子どもの健全な発達を促す場としての地域の自然環境も注目されるようになりました。こうした社会的背景のもと、森林率の高い我が国の自然環境条件において、各地域の持つ森林の保健休養効果は、社会的、公益的に大きな意義を持っていると言えます。

しかしながら、こうした各地の貴重な森林環境の保健休養面での活用や、その森林の健全化、また森林と人間が調和した健康的な生活の実現などはいまだに十分になされているとは言えず、特に一般市民がどのように地域の森林と向き合い、自らの健康増進をして行けば良いのか、その効果や検証方法などについても今なお考察、発展段階の途上にあります。

そこで、日本森林保健学会と呼称する、森林環境を利用した心身の保健、健康増進を図る研究、実践を行うとともに、広く市民、専門家に普及啓発を行うことを目的とした新たな学会を設立することを決意し、設立準備委員会を発足することに至りました。

なお、本学会の運営委員はいずれも医療分野をはじめ、障がい者福祉、児童福祉、児童保育、野外体験等における森林の療育、治療利用をはじめ、森林を活用した健康増進などについての実践活動を展開しているメンバーです。

<設立発起人および運営委員>
北海道   植苗病院 精神科医 瀧澤紫織
北海道   旭川医科大学第一内科 循環呼吸器医療再生フロンティア講座  特任講師  住友和弘
長野県   北相木村診療所 所長 内科医 松橋和彦
長野県   松本児童相談所 児童福祉司 小松強志
山梨県   森のまほろば自然学校 代表 加々美光男
山梨県   くぬぎの森 施設長 清水みどり
愛知県   森のようちえん ねっこぼっこ 代表 織田敦子
長野県   信濃町立信越病院 小児科医 長谷川京子
鹿児島県  霧島桜ケ丘病院 事務長 出水 毅
東京都   東京農業大学造林学研究室 准教授 上原 巌

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