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第3回 日本森林保健学会 学術総会のお知らせ

2013-04-16

第3回 日本森林保健学会 学術総会を、下記の通り開催いたします。

◆日 時:2013年6月22日(土)13:00~

◆場 所:東京農業大学・世田谷キャンパス(東急/小田急バス 「農大前」下車)

◆テーマ:森林と人間の危機を考える

◆基調講演:
「森林とこれからの保健医療にとって大切な全体観
-森と人との出会いからわたしが学んだこと-」
産業医 長井聡里 先生

◆報 告:
「福島の森林での放射能測定」
東京農業大学 森林総合科学科 教授 上原 巌

◆その他:会員発表
発表をご希望される方は、氏名、テーマ、内容(200字程度)を、6月7日(金)までに学会事務局宛にお送りください。
⇒会員発表のお申込みは、お問い合わせフォームからお願いします。

第3回 日本森林保健学会 学術総会のお知らせ

 

今月のひとこと(2013年4月)
ーさくらの花ー

2013-04-03

さくら4月に入り、新年度、新学期が始まりましたね。

東日本ではこれからのところもありますが、各地でさくらがきれいに咲いています。
さくらは日本の国の花でもあり、さくらの咲く風景は1年のうちでもとても華やぐ時節ですね。

でも、みなさんはこのさくらの花がどんな風に咲くのか知っていますか?

さくらの花は、春になっていきなり作られるのではなく、実は前の年の6月頃に花芽がつくられはじめ、9月頃におしべ、めしべができ、花芽と葉の芽との区別がついているのです。
でも、休眠物質の作用のため、秋には花は咲かず、翌春の春に開花をします。

さくらの花は、秋と冬の一定期間の低温(積算低温)を経験した後、気温の上昇とともに開花ホルモンからの作用が始まり、開花します。
寒さを積み重ねることによって、休眠物質が減少していくのですが、あたたかい冬では、休眠物質が減らないため、開花が遅れます。

私たちは毎春、きれいな桜の花に一喜一憂しているだけですが、そのきれいな花が咲くまでには、一定の寒い時期を、寒さのストレスを受けることがさくらにとっては不可欠なのですね。

逆に寒さが厳しかった冬の後は、春にあたたかくなると、さくらは急に花開きます。

さくらの花芽は2月頃から成長をはじめ、3月からは肉眼でも芽のふくらみがわかるようになります。

さくらの開花はかつて農作業(種まきなど)の始まりを告げる重要な役割を持ち、春の里ではピンクの色が目立つため、河川の氾濫などのあとの堤防修復の目印、基準点にもされていました。

今年のさくらの花、そして新年度、新学期はいかがでしょうか?

さくら

2013年3月の研修会のご報告

2013-04-02

2013年3月16日(土)に、神奈川県相模原市立青根小学校で研修会が開かれました。

同校は、創立140周年を迎えた歴史の古い小学校です。

現在の校舎は、太平洋戦争中の1942年(昭和17年)に地域の方々の篤い志によって建てられた、いまでも現役の木造校舎です。

2013年3月現在、同小学校の児童数は13名。
複式学級の授業が行われています。

今回は、この青根小学校をお借りして、
(1)木造校舎の良さ
(2)鉄筋コンクリートの校舎との比較
(3)山間部の学校、都市部の学校の長所・短所
(4)理想の小学校像
などについて考え、参加者それぞれの木造校舎の経験なども語り合いました。

研修会には、遠く長崎県やお隣の山梨県からの参加者もみえ、当日は休日にもかかわらず、同校の校長先生、教頭先生にも大変お世話になりました。
重ねまして厚く御礼申し上げます。

子どもがますます少なくなっている私たちの日本。
その子どもたちに私たちはどんな教育を提供するべきなのでしょうか?
その答えもまた、森林、樹木、木材の中にやはりありそうです。

参加者のみなさん、一日大変おつかれさまでした。
またお会いできますことを楽しみにしております。

【終了】研修会・山村における木造校舎での教育(2013年3月16日)

2013-03-16

日本森林保健学会の研修会を開催いたしました。

テーマ:山村における木造校舎での教育

日時:2013年3月16日(土)11:00~14:00

場所:相模原市立青根小学校 (神奈川県相模原市緑区青根1331番地)

これまで「みんなの森」の活動を3回開いたことのある木造校舎で、
キムタク主演の学校ドラマのロケ地にもなった小学校です。

会費:日本森林保健学会員は無料。それ以外の方は、500円。

持ち物:昼食

【内容】
今回は、いまでも現役の木造校舎の小学校を会場に、森や木造校舎での教育の特徴を考えました。

山村における木造校舎での教育

参加者のみなさん、一日大変おつかれさまでした。

⇒活動報告は、こちらからご覧いただけます。

今月のひとこと(2013年3月)
-木造校舎の魅力ー

2013-03-11

3月(弥生)に入りました。

今月は卒業式や転勤、お引越しの時節でもありますね。

今月16日(土)は、神奈川県相模原市にある青根小学校で日本森林保健学会の研修会を開きます。
(※別途のお知らせをご参照ください!)

会場となる青根小学校は、太平洋戦争中に建てられた、今なお現役の木造校舎です。

単なるノスタルジアだけではなく、木造校舎が現在見直されていますが、その理由は何なのでしょうか?

木造校舎には、子どもたちの心を落ち着かせたり、集中力を高めたりする効果があるのでは?と調べられ、特に木材の木目や節が、それを眺める者の脳に心地よい影響を与えるのでは?と考えられています。

また、木造校舎独特のにおいや、木の階段や廊下を歩く感触も影響を与えているかも知れません。

ヒノキ材の机を導入してから、子どもたちが落ち着くようになったという報告もあります。

木材の及ぼす影響はこれからさらに明らかにされつつ、その重要性もまた増していくことでしょう。

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