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どこかで春が(今月のひとこと:2月)
これは、東京の奥多摩、標高550m地点でのイロハカエデです。
冬芽からすでに新芽が吹き出て、葉を展開させようとしていますね。
各地の里山では、このように芽吹く準備を整えている落葉広葉樹があちこちに見られ、樹木にとっては、すでに春の支度はもうできていることがうかがえます。
しかしながら、一斉に木々がまだ芽吹かないのは、葉の展葉には依然としてやはり寒く、適温、適切な成育開始の条件ではないからです。試しに室内や温室に入れてみると、見事に芽吹く樹木が数多くみられます。
2月。
まだ山深いところでは、雪もまた深く、あたりは白い静寂の世界です。
でも、実はこの時期、山の木々たちは新たな芽吹き、成長へのエネルギーをみなぎらせ始めているのですね。