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ミシガン州立大学にて(今月のひとこと:10月)
上原巌理事長が、8月~10月の2か月間、アメリカのミシガン州立大学(Michigan State University:MSU )に短期の客員教授として訪米されています。
MSUは、ミシガン州イーストランシング市にあり、1855年に創立され、アメリカでは初めての州立農学校として誕生した大学です。かの南方熊楠も、その農学校時代に留学をされています。
MSUの広大なキャンパスには、大木が生い茂り、また構内を流れるレッドシーダー川のほとりには、学生たちが憩い、また同大学の学歌では、その木陰や川が登場します。日本の校歌、学歌の情緒性とも共通していますね。
また、MSUに到着した8月21日は、北米では99年ぶりとなる皆既日食の日。ちょうど午後2時半前後から、ミシガンでも皆既日食が観測され、太陽の約70%が月のかげに隠れたそうです。
上原理事長は二ヶ月間、同大学の農学部林学科(Department of Forestry)で、「Forest amenities and forest therapy」という講義と実習を週3回(月、水、金)行っていますが、1966年にミシガン州立大学と東京農業大学との姉妹校協定の締結以来、農大の教員がミシガンで授業・実習を担当するのは、初めてとのことです。
また、9月13日~15日には、ドイツ北部のバルト海に浮かぶ島Usedamで、ヨーロッパで初めての森林と健康の国際会議が開かれました。ヨーロッパ各国から200名余の参加者が集まり、上原理事長はヨーロッパ以外からの唯一の講演者として招待されました。
初日の基調講演に続き、翌日にも異例の追加講演を依頼され、森でのワークショップも行ったとのことです。
また、ドイツ、ヨーロッパでも、「森林療法 Shinrin-ryoho」の名称がかなり根付いていることで、「里山 Satoyama」 のように、「森林療法 Shinrin-ryoho」 もそれぞれのお国柄のもと、正しい形で定着していけばいいですね。
理事長は、10月21日(土)に帰国される予定です。