新着情報
森は逃避の場所!?
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
「森林は心身を癒す」
「森林に出かけると、健康になる」
現在このようなフレーズが世界のあちこちで聞かれます。
様々なビジネスが絡み、そのバイアスの影響もあって、森林の保健休養効果の研究は依然としてまだまだ玉石混交の段階にあります。
一つ一つの事象、事例は確かにその通りなのかも知れませんが、「森林=健康」と断言をすることは今なおできません。
一つの例として、「森林=逃避場所」ということも言えそうです。
人類の歴史上、森をすみかとしていた時代も考えられますが、外敵から身をひそめる場所として、また疾病やケガを癒し、体力を回復する場所としての森の存在の時代もあったことと思います。それは、現在の各地の森での保養、休養などに名残りとして残っているのではないでしょうか?
本年2020年も森林と人間のあり方について考究してまいります。
6月には、昨年同様にシンポジウムを、東京農業大学を会場に開催する予定です。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
森は私たち人間の「逃避場所」、かくれがとしての機能も持っています。