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第5回学術総会、研修会が無事に終了しました!
6月27日(土)13時より、東京農業大学・世田谷キャンパスにて、今年の学術総会が開催されました。
今年のテーマは、「森林の健康=人間の健康!?」。基調講演をはじめ、様々な研究発表を通して、森林と人間の健康のつながりについて考えました。国内の遠方からだけでなく、台湾、アメリカからの参加者もあり、盛況に行われました。
また、基調講演、研究発表の内容は、下記のとおりです。
◆<基調講演>
「森の香りと森林ウォーキング」 中村正雄 旭川医科大学名誉教授
◆<会員発表>
- 「ナチュラルメディカルコミュニティデザイン(N-MCD)というビジョン:いくつかの萌芽と森林保健への期待」
佐藤 峻(千葉大学) - 「保健事業としての森林ウォーキングの可能性」
佐藤孔亮・住友和弘・阿久津弘明・中村正雄・長谷部直幸(旭川医科大学) - 「里山を利用した傾聴散策カウンセリングの試み ~長時間勤務の女性を対象として~」
竹内啓恵(東京農業大学大学院) - 「森林療法と森林セラピーの違い」
上原 巌(東京農業大学)
また、二日目の研修会。今年は、明治神宮の杜で、都市の中の人工林造成と天然更新、また森林風致の意義について考えました。
大正時代に造成された明治神宮は、今年で創建95年。クスノキ、スダジイ、ケヤキ、ムクノキなどの大木の下には数多くの樹木が天然更新しており、その様子を観察したり、アップダウンのある境内の参道では地形療法についても考えたりしました。
森林と人間との関係を考えることは、相互の健康、生命、生き方を考えることにつながります。
二日目間にわたってご参加された皆様方、誠におつかれさまでした。
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
創建95年の明治神宮境内を歩き、森林の遷移、森林風致について考えました。