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新着情報:今月のひとこと 一覧

長雨は、樹木にどんな影響を与えるか?

2020-08-01

今月のひとこと(2020年8月)暑中お見舞い申し上げます。
とは言え、今年は梅雨からの長雨となっていますね。

植物、樹木にとって、水は欠かせないものです。
雨の日が続いていますが、これだけ絶えず雨が降れば、樹木はよく育つのでしょうか?

答えは、NOです。
雨が続くということは、水分供給が絶えないということでもあり、土の中にも水がたまり、空気が少なくなるので、樹木は根呼吸がしづらくなります。つまり、「水分過多」を引き起こします。水は潤沢にあるものの、水を吸い上げにくいというこの状態のことを「生理的吸水困難」といいます。まさに、「過ぎたるは及ばざるがごとし」なのですね。
私たち人間も、いくらおいしい料理や飲み物があっても、次から次へと絶えず出てくれば、消化することはできません。

また、雨のお天気が続くと、太陽光を浴びることができないため、光合成が活発に行われないため、病虫害にもかかりやすくなります。

カラッと晴れ上がる夏の日が、植物にも、私たち人間にとっても必要なのですね。

上原 巌理事長が、第65回 森林技術賞を受賞しました!

2020-07-01

この度、当学会の上原 巌理事長が、第65回 森林技術賞を受賞しました。
森林技術賞は、森林技術の向上や広い普及に貢献し、林業、木材利用を含む森林に関する科学技術の振興での功績に日本森林技術協会より授与される賞です。

今回、上原理事長は、地域の森林を活用した森林療法の先駆的研究と普及活動によって受賞しました。

上原 巌理事長が、第65回 森林技術賞を受賞しました!

1999年の日本林学会で上原理事長が提唱して以来、森林療法はForest Therapy(英語)、森林療癒(中国語)、aldtherapie(ドイツ語)として、世界に広がっています。著作も数カ国で翻訳されました。

現在も世界的にコロナ渦での生活が強いられておりますが、当学会は、森林と人間の関係についての研究を変わらずに行ってまいります。

引き続きのご支援、ご参加をどうぞよろしくお願い申し上げます。

最良のコミュニケ―ション 待つこと

2020-06-01

新型コロナウイルスへの対策から、全世界的にテレワーク、遠隔会議、Webパーティーなどが行われるようになりましたね。会議にしても、飲み会にしても、画面を見ながらのコミュニケーションはオンタイムの感覚は味わえますね。しかしながら、そのコミュニケーションはやはりパソコンやスマホ上での可及的なものです。

スカイプやズームなどの便利な道具ができる前は、電話が遠隔での主なコミュニケーションでした。相手の顔は見えず、声と会話による時間です。そして、その電話ができる前は、電信、電報があり、その前は手紙がずっと長い間、私たちの遠隔のコミュニケーションでした。

でも仮に、もしもその電話も、手紙までもが使えなくなってしまったら?たとえば、大きな災害が発生した時などは、現在でもその状況に陥ることがあります。その時はどうしたらよいのでしょうか?

その場合の最良のコミュニケーションは「待つ」ことです。

今月のひとこと(2020年6月)

この写真は、世田谷の街路のエノキです。

伐採され、その切り株の上にはアスファルトが敷かれました。
けれども、このエノキは生きており、切り株から萌芽し、アスファルトを突き破ってふたたび新梢、新葉を出しました。このエノキはまた地上に出られることをずっと待っていたのですね。

今月のひとこと(2020年6月)

自然界の樹木、植物は言葉のないコミュニケーション、non-verbal communicationをその誕生から行ってきました。朝から夜までの日周をはじめ、春夏秋冬の季節に至るまで、植物は無言で日々を暮らし、好機や適期を待っています。たとえ言葉は届かなくても、相手をひたすら待つこと。そんな姿勢も樹木、植物は教えてくれます。

普段と同じ息抜きを!

2020-05-01

自粛生活が始まってから一か月が経ちました。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

このような状況下での一番良い過ごし方の一つは、普段と同じ息抜きや気分転換を、今できる範囲でしてみることですね。

身の周りに樹木や木立ちはありますか?
ソーシャル・ディスタンスを十分にとり、いつもの息抜きをしてみましょう!

今月のひとこと

これからの森づくりの目標

2020-04-01

今日から新たな年度が始まりました!
しかしながら、今年はコロナウイルスの対策に追われ、例年とはかなり異なる年度初めになっていますね。
コロナウイルスをめぐって、世界がまさに一緒に動いています。その点において、現在は世界の国々が一帯感を持っていると言えるのかも知れません。

先月の中旬、日本森林林業振興会からの研究助成を受け、神戸市立森林植物園、愛知県森林公園に出かけてまいりました。
コロナウイルスの影響を受け、各地の森林公園は人出が増え、みなさん適切な距離を保ちながら春の散策を楽しんでおられます。
森での人々のお顔を拝見すると、いい笑顔で歩いている方がとても多く、久方ぶりにほっとした表情を垣間見ることができます。また、森や公園のあちこちで遊ぶ子どもたちの声は弾けています。

神戸市立森林植物園内の針葉樹林 太平洋戦争中に植林されたものです

今月のひとこと(2020年4月)

神戸市立森林植物園内のアカマツ、コナラ林 かつての里山の名残です

けれども、飲食を伴うお花見などは、東京・上野公園の桜をはじめ、禁止となっています。宴会となると、また事情は異なります。

森林や森林公園に出かけてリフレッシュすることができるのはわかるけれど、そこに行くまでの移動にリスクがある、と思う方も多いことでしょう。都市部や住宅街にお住いの方は特にそうでしょう。
交通手段などを用いなくても、またどこに暮らしていても、自宅から歩いて行ける範囲に、自分の森があればいいですね。このことは、これからの日本の森づくりの一つの指標、目標にもなることでしょう。

今月のひとこと(2020年4月)

森で清々しくなるだけでなく、森を清々しい気持ちで歩けるようになりますように。

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