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積み重ねることの大切さ
本年度も、研究助成を受けて、各地での森林療法のワークショップをおこなっております。
先日は、九州の山林にも出かけ、初日は地域のNPOと社会福祉施設の方々と一緒に作業活動を、二日目はその職員のみなさまを対象とした研修会をおこないました。
同施設が山林での活動を始めたのは約20年前。それから何年間も試行錯誤を繰り返し、いまでは作業や活動がペースに乗り、一人一人の方々の個性もそれに伴ってさらに表出するようになりました。また、職員対象の研修会も各地でおこなっていますが、ちょっとした工夫で、作業活動はサクサクとはかどります。こちらの活動は30年以上取り組んでいるところです。
いずれにしても、積み重ねの賜物です。長年取り組んでこそ開花するものがあるのです。
本学会も引き続き、様々な挑戦を積み重ねていきたいと思っています。
フランス、台湾からのインターンの方も参加しての森林作業。
70年生のヒノキの間伐丸太を搬出しました
大分県別府市で、上原巌理事長が基調講演をいたします。
賛助会員である日本造園修景協会大分県支部よりお知らせです。
2025年5月25日(土)に、日本造園修景協会九州地区大会が大分県別府市で開催されます。
当日は、当学会の上原巌理事長が基調講演を、杉浦嘉雄会員が研究・事例発表をされます。
申込締切は、5月15日(水)です。
⇒リーフレット裏表(PDF:574KB)
フォーラム「ウェルカム森林 ~みんなちがってみんないい 障害者・高齢者の森林 空間利用~」
(一社)全国森林レクリエーション協会主催、当学会後援のフォーラム「ウェルカム森林~みんなちがってみんないい 障害者・高齢者の森林空間利用~」がハイブリッド形式で6月5日(水)に開催されます。ご興味のある方は、ぜひご参加ください。
日時:2024年6月5日(水)13:30~16:00
場所:ミーティングスペースAP渋谷道玄坂 ※オンライン同時配信
[お問い合わせ]
(一社)全国森林レクリエーション協会
Tel:03-5840-7474
Email:info@shinrinreku.jp
お申込みや詳細等については、(一社)全国森林レクリエーション協会のウェブサイトをご確認ください。
どうぞよろしくお願いいたします。
食事の大切さ
コロナ禍も落ち着き、大学での講義、実習も平常に戻って、演習林での宿泊実習も通常通りにおこなわれるようになりました。そこで、再認識したのが、山での食事の大切さです。
コロナ禍での実習では、給食業者の方に来林していただくことができず、毎食同じメニューの仕出し弁当や、コンビニ弁当での食事でした。しかも、食べ盛りの学生によっては、あっという間になくなってしまう分量です。けれども、その量の少なさもさることながら、冷たいお弁当を3食いただくことの弊害は、それも9泊10日などの長丁場となると、健康面にも良くないことです。体も活性化できず、気分的にも籠城をしているような暗い心持ちになりがちでした。「食べられるだけでも幸せ」との考え方ももちろんありますが、真夏でも冷たい雨天下での実習日が続いたりすると、心身ともに冷えこんでしまうこともままあるのです。
山では、食べ物がおいしく感じるといいますね。様々なおいしさがありますが、そのおいしさはやはり手づくりのあたたかい食事です。
学生たちは毎食よく食べ、もちろん、実習も、そして宿舎の清掃もよくやりました。
毎食の残飯はゼロ。
食事は生活の基本ですね。そのことを森林での実習でも再認識いたしました。
(上原 記)
新年度が始まります!2024年度もどうぞよろしくお願いいたします
先日、海外からのお客様を明治神宮にご案内いたしました。
100年前の人工植栽による神宮の杜が、いまでは自然林と見まがうばかりの威容となっており、みなさん感心しておられました。
※ある国のウェブサイトでは、「都内唯一の原生林」と紹介されていたそうです。
新年度スタートの今月から、各地の森林、里山、放置林、森林公園に順次おうかがいたします。また、学校、社会福祉施設、病院、官公庁などにもあわせておじゃまする予定です。
7月6日(土)、7日(日)には、筑波大学を会場に学術総会が開催されます。
本年度も森林と人間の健康を考えてまいります。
皆様方からのリクエストも常時受け付けております。
2024年度もどうぞよろしくお願い申し上げます。
日本森林保健学会 事務局一同