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上原巌理事長が台湾を訪問:台湾森林保健学会

2017-03-09

3月1日~8日まで、上原巌理事長が台湾を訪問。
昨年に引き続いて、4回目の訪台です。

今回は山村と都市部での2回の研修会を行いました。
研修会は、頼美玲さん(東京農大生の保護者)、林一真さん(馬階医学院教授)、そして台湾森林保健学会の後援のもと、行われました。

一つ目の研修会は、台湾南投県の竹山鎮大鞍里頂林路の標高約900mの山村にて、

  1. 森林保健活動の概論
  2. 森林保健の事例(地域高齢者、障害者、労働者、医療、福祉)
  3. 森林保健活動のワークショップ(傾聴、ブラインド・ウォーク、カウンセリング実習、運動療法、樹木の芳香抽出など)

などのセミナー、事例研究、ワークショップを行い、台湾および竹山地区における森林保健活動の可能性を地域の方々と考察しました。

二つ目の研修会は、台湾新竹市の台湾基督長老教會聖書学院において、

  1. 森林保健活動概論
  2. 事例紹介(高齢者対象、労働者対象)
  3. 森林カウンセリング(大学生、不登校、労働者、障害者)
  4. 幼稚園におけるワークショップ
  5. 森林公園におけるワークショップ

などを行い、台湾および新竹市における森林保健活動の可能性を地域の方々と考察しました。

1週間の日程の中、移動距離も長く、連日分刻みのハードスケジュールでしたが、とても充実した研修会を実施することができ、計100名以上の方がご参加されました。

また、昨年2016年に協力協定を締結した台湾森林保健学会とのコラボレーションも行うことができ、さらに両国の森林保健活動が前進したことと思います。

台湾のみなさまも、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
両国の友情の輪がさらに広がることを強く願っています!

台湾森林保健学会との連携協定をむすびました!

2016-11-10

台湾森林保健学会との連携協定をむすびました!11月9日(水)、台湾森林保健学会の方々が来訪され、日本森林保健学会と連携協定をむすびました。

これからの台湾、日本相互の森林保健研究のはじめの一歩であり、芽生えです。

やがて大樹、大きな森林になることを夢見て、創造的な活動に取り組んでいきます!

第6回学術総会、研修会が開催されました

2016-06-21

第6回目となる学術総会が、6月18日(土)に今年も東京農業大学・世田谷キャンパスで開かれ、 翌19日(日)には、国分寺崖線での研修会が行われました。
今年のテーマは、「現代人のエスケープの場としての森林」。
人口の大半が都市部、街なかに暮らしている現代人にとっての森林の意義を様々な事例から考えました。

第6回学術総会18日(土)の総会では、まず上原 巌(うえはら いわお)理事長より、「韓国、台湾、ドイツ、イギリスにおける森林を活用した保健休養」と題した基調報告がありました。アジア、ヨーロッパのそれぞれの国のお国柄、森林の保健休養の実情などについてパワーポイントを使ってお話しされ、4国4様の様子から日本の現状もふりかえりました。

次に、会員発表では、地域における森林を活用したカウンセリングの事例の報告がありました。今年の「エスケープの場としての森林」のテーマ通り、森林の環境に心身をうつす意義についても熱心に討論がされました。

また、「地域病院や社会福祉施設で森林は活用されているのですか?そして、実際にどのように活用しているのですか?」というご質問をよくお受けいたしますが、北海道と九州、それぞれの地域病院での病院周辺の放置林の活用事例の報告があり、今後の本学会の実際的な展開方向もあらためて確認されました。

19日(日)の国分寺崖線での研修会では、かつての武蔵野の落葉広葉樹林の面影の残る樹林地を歩きながら、今でもみられる街路での天然更新の樹木などを観察し、森林の遷移、活用法、またあちこちにみられる薬用樹木や食用の樹木についても学習しました。

二日間、貴重な時間を割いて、遠路よりお越しいただいた会員のみなさま、本当にありがとうございました。また、今回はご参加いただけなかった会員のみなさま。来年度もお待ちしております!

※来年度の学術総会は、2017年6月24(土)、25(日)を予定しています。 

日本森林保健学会 第6回学術総会のお知らせ

2016-04-10

下記の通り、日本森林保健学会の第6回学術総会を開催いたします。

◆日 時:2016年6月18日(土)13:00~
◆場 所:東京農業大学・世田谷キャンパス 1号館(⇒交通アクセス
◆テーマ:「現代人のエスケープの場としての森林」
◆基調講演、会員発表、総会

東京農業大学へのアクセス
○渋谷駅よりバス(東急/小田急)「農大前」下車 
○小田急線・経堂駅または千歳船橋駅下車 徒歩約15分
⇒交通アクセス

2015年度の学会風景

2015年度の学会風景

第5回学術総会、研修会が無事に終了しました!

2015-06-29

6月27日(土)13時より、東京農業大学・世田谷キャンパスにて、今年の学術総会が開催されました。

今年のテーマは、「森林の健康=人間の健康!?」。基調講演をはじめ、様々な研究発表を通して、森林と人間の健康のつながりについて考えました。国内の遠方からだけでなく、台湾、アメリカからの参加者もあり、盛況に行われました。

また、基調講演、研究発表の内容は、下記のとおりです。

◆<基調講演>
「森の香りと森林ウォーキング」 中村正雄 旭川医科大学名誉教授

◆<会員発表>

  1. 「ナチュラルメディカルコミュニティデザイン(N-MCD)というビジョン:いくつかの萌芽と森林保健への期待」 
    佐藤 峻(千葉大学)
  2. 「保健事業としての森林ウォーキングの可能性」 
    佐藤孔亮・住友和弘・阿久津弘明・中村正雄・長谷部直幸(旭川医科大学)
  3. 「里山を利用した傾聴散策カウンセリングの試み ~長時間勤務の女性を対象として~」
    竹内啓恵(東京農業大学大学院)
  4. 「森林療法と森林セラピーの違い」
    上原 巌(東京農業大学)

また、二日目の研修会。今年は、明治神宮の杜で、都市の中の人工林造成と天然更新、また森林風致の意義について考えました。

大正時代に造成された明治神宮は、今年で創建95年。クスノキ、スダジイ、ケヤキ、ムクノキなどの大木の下には数多くの樹木が天然更新しており、その様子を観察したり、アップダウンのある境内の参道では地形療法についても考えたりしました。

森林と人間との関係を考えることは、相互の健康、生命、生き方を考えることにつながります。

二日目間にわたってご参加された皆様方、誠におつかれさまでした。
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。


創建95年の明治神宮境内を歩き、森林の遷移、森林風致について考えました。


特別に許可をいただき、神宮内の水田もたずねました。
水田には、神宮内の地下水がつかわれています。


森林の健康と人間の健康はつながっています!

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