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気になる若者の森林離れ・・・

2022-09-02

入道雲は去り、空に刷毛で掃いたような秋の雲がみられるようになりましたね。

この秋空のもと、北海道、信州と連続で出前講義に出かけてきました。

北海道では中学校、長野県では高校を訪ね、両校ともに、地域の森林を歩く時間も持てたのですが、いずれの学校の生徒さん共に、日頃はほとんど森林に入らない、そもそも森林にほとんど入ったことがないとのことを聞き、とてもびっくりしました!

日本全国、現在は森林ブーム、森林浴ブームのような気がしているのは都市部だけで、実のところ、豊かな森林のある地域ではさほど森林は需要が高い場所ではないのかも知れません。

今回特に気になったのは、若者の森林離れです。今回お会いした中、高生にたずねてみると、みんなで秘密基地を作ったり、探検ごっこをして遊んだりしたという経験もないとのことでした。こんなに美して広い森林があるのに、一体なぜなのでしょうか?

合わせて訊ねてみると、いずれの生徒さんもスマホゲームは得意とのことでした。もしかしたら、いまの若者にとっての森林はゲーム機の中にあり、現実の森林は圏外の存在になっているのかも知れませんね・・・・。

国立台湾大学のChia-Pin (Simon) Yu 博士が、森林療法の本を出版されました

2022-08-04

国立台湾大学のChia-Pin (Simon) Yu 博士が、森林療法の本を出版されました

国立台湾大学森林科学系のSimon教授が、この度、森林療法の本を出版されました。

森林療法をはじめ、森林での保健休養の研究や活動はいまや世界規模で行われていますね。
本学会は、台湾森林保健学会と協定も締結しています。
同じアジアの森林で、これからもユニークな研究に取り組んでいく所存です。

残暑お見舞い申し上げます

2022-08-01

相変わらず、厳しい暑さが続いていますね。
今年はさらにこの時期に来て、コロナ陽性者の数が再び増加しているようです。
みなさまどうかくれぐれもお大事にお過ごしください。

夏真っ盛りの今回は、アート作品についてです。
みなさま、ゲルハルト・リヒター(Gerhard Richter 1932~)と言う芸術家の名まえを聞いたことはありますか?

リヒターはドイツ生まれ。今年で90歳になりますが、まだまだ精力的に活躍しているアーティストです。その展覧会が東京国立近代美術館で開催されており、夏日の昼下がりに出かけてきました。

リヒターは様々な芸術表現に取り組んでいますが、その中に写真を絵画にした作品群があります。今回の会場では、森林を題材にした作品もありました。なぜ生の森林を写生するのではなく、あえて写真から描くのか?おそらくリヒターにとって、森林は一つのシンボル、象徴、あらわれなのでしょう。でも、それは私たち一人一人にとっても同じかも知れません。日頃、私たちは森林を実物、事物としてよりも、イメージとしてとらえることの方が多いのではないでしょうか?

同美術館には、展望コーナーもあり、隣接する皇居とお堀をよく眺望できます。
美術館の窓から眺める風景も一つの作品に見えますね。

今月のひとこと(2022年8月)
ゲルハルト・リヒター展は、10月2日(日)まで開催されています。

今月のひとこと(2022年8月)
東京国立近代美術館の展望コーナーからの眺め
風景もまた「鑑賞」です。

森林療法の国際会議で、上原巌理事長が基調講演をいたします

2022-07-01

2022年7月7日~9日まで、森林療法のオンライン国際会議が開催されます。
開催事務局は、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学です。
日本からは、上原巌 当学会理事長が基調講演をおこないます。

森林療法の国際会議で、上原巌理事長が基調講演をいたします

暑中お見舞い申し上げます IUFRO:ユフロ をご存じですか?

2022-07-01

毎日暑い日が続いていますね。
みなさんいかがお過ごしでしょうか?

さて、今回は、国際学会のご紹介です。
みなさん、IUFRO:ユフロという名称を聞いたことはありますか?
IUFROとは、The International Union of Forest Research Organizations の略記で、国際森林研究機関連合のことです。国際森林学会と訳されることもあります。

IUFRO
 
本学会、日本森林保健学会は、森林と人間との健康について研究、考究をする団体ですが、今年のIUFROにおける研究発表大会の筆頭テーマは、なんとForests and Human Health、私どもと同じテーマなのです!このことからも、いまや国際的にも、森林と人間の健康の関係性が着目され、同時にその需要も高まっていることがうかがえますね。そうです、私たちが日頃考え、取り組んでいるテーマは、そのまま世界共通の研究テーマでもあるのです。

みなさまもぜひ国際発表をされてみてはいかがでしょうか?

この夏は、世界的視野で考える時間も過ごしてみましょう。

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