新着情報:今月のひとこと 一覧
今月のひとこと(2012年12月)
今年も最後の月、十二月に入りました。
クリスマス、大晦日と1年の締めくくりの月ですね。
クリスマス・ツリーにはモミやトウヒの木が使われ、謳われます。
常緑樹(evergreen tree)には、色褪せたり、朽ちたりすることのない永遠の命がイメージされ、クリスマスと重ね合わされているのですね。
また、キリスト教の文化が生じる前から、古代ゲルマンの文化においても、冬至の頃、森の中から常緑樹(針葉樹)を伐り出し、神に捧げる風習がありました。
日本でも、お正月飾りには、常緑樹の松を使いますね。
冬至は一年で最も日が短い日ですが、再び日が長くなっていく原点の日でもあります。
一年の振りかえりは、森閑とした自然の中で、樹木とともに見つめたいものです。
みなさんにとって、今年はどんな一年だったでしょうか?
今年も大変お世話になりました。
来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
日本森林保健学会 事務局一同
今月のひとこと(2012年11月)
11月7日は、「立冬」です。
今年もいつの間にか冬に入りました。
地域によっては、霜がすでに降りていることでしょう。
森の中では、紅葉、黄葉が最盛期を迎えています。
紅葉は、アントシアン
黄葉は、カロチノイド、
というそれぞれの色素が美しい葉色を彩ります。
森の中に差し込む陽を浴びた紅葉と黄葉は、まるで自然の織り成すステンドグラスのようですね。
白い冬景色になる前に、森のステンドグラスを鑑賞しにぜひお出かけください!
今月のひとこと(2012年10月)
9月30日から10月1日の未明にかけて、台風17号が日本列島を通過していきました。
みなさんのお住まいのところでは、被害はありませんでしたか?
台風、暴風暴雨、嵐のさなかでは、「これから先、一体どうなるのだろう?」と、空の暗雲だけでなく、心理的にも大きな不安を抱くものですね。
けれども、いつまでもとどまる台風はなく、嵐は必ず過ぎ去り、嵐の通過とともに、雲一つない晴天も必ず戻ってきます。
この秋晴れのもと、各地の行楽地にお弁当を持ってお出かけになられるご家族も多いことでしょう。春のお花見との対をなして、秋は「紅葉狩り」の季節でもあります。
秋の森林にぜひお出かけになり、充実した秋の実りのひとときをお過ごしください!
今月のひとこと(2012年9月)
9月に入っても残暑の厳しい日が続いておりますが、皆様方におかれましては、いかがお過ごしでしょうか?
夏から秋にかけての季節の移り変わり、この時節は、森の中にいるとその変化をより鮮明に感じることができます。
まずは林間を吹く風、次に林間での光の変化が感じられることでしょう。
ともに、真夏のような激しさが鎮まり、秋独特の落ち着いた息づかいや表情になります。
秋は味覚、芸術、スポーツ、勉強の季節ですね。
ぜひ身近な秋の森にお出かけになってみてください!