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研究助成対象の研究が決定しました!
日本森林保健学会の研究助成、初年度の助成対象研究が下記の2件に決定しました。
採択されました方々、おめでとうございます。
- 竹内啓恵(東京農業大学大学院)、川畑真理子(株式会社JUMOKU)、長井聡里(すてっぷ産業医事務所)
「都市部の森林公園を利用した働く助成の傾聴散策カウンセリングの効果と可能性」 - 北 徹朗氏(武蔵美術大学)
「生理的・心理的指標を用いた森林浴と散策によるストレス軽減の相乗効果の検討 -個々の体力レベルに応じた最適な森林散策の強度を探る-」
なお、当学会では、下記のような地域の森林環境を活用した研究の助成を行っています。
1.森林保健に関する研究
2.人に健康に資する森林造成・保育の研究
3.農山村における保健に関する研究
4.その他、森林と人間の保健に関する研究
助成金額は、1件あたり10万円/年度が上限です。また、申請者(研究代表者)は、日本森林保健学会員に限ります。研究の成果は、日本森林保健学会で発表し、ならびに学会誌「森林保健研究」に投稿していただくことになっています。
今後も、身近でエレガントな研究の成果が生まれることを事務局一同、期待しております。
食欲の秋(今月のひとこと:9月)
このところめっきりと涼しくなり、日も少しずつですが短くなってきました。
季節はすでに秋ですね。
秋にはいろいろな「○○の秋」があります。
そのなかでの筆頭は、やはり「食欲の秋」になるでしょうか。
森の秋の恵みをいただいた食事、和菓子、お菓子が全国津々浦々にあります。
秋は、食にも訪れるのですね。
この秋は、各地の「森の伝統食」を調べ、味わってみてはいかがでしょうか?
今月のひとこと(8月)
八月は、陰暦では「葉月」と呼ばれていました。
太陽暦と太陰暦とのズレはありますが、葉月のこの時節は、森の木々の葉の変化の端境期でもあります。
日が短くなること、朝夕の気温が低下してくることによって、森の濃緑の世界の中にも少しずつ変化が生まれてきます。
さらにこの暑い最中、暦の「立秋」もありますね。
八月は「小さな秋」が芽生える月でもあります。
樹冠のセミの大合唱の最中にも、秋は始まっています。
ロマンチックな葉月をどうぞお過ごしください。
数値化できないもの(今月のひとこと:7月)
福岡の森林公園で、本会会員の社会福祉施設の皆様方との森林散策を行いました。
今回散策をした森林公園には、江戸時代の初めに植えられたクスノキの大木が林立しています。
林間を時折ぬけていく風も、林冠で鳴く涼しげなセミの声も心地よく感じ、最後には、クスノキの大木にみんなで木登りをしました。
日頃、室内での生活を送り、森林に出かける機会の少ない皆様方との散策でしたが、一番印象深かったのは、そのみなさまの表情の変化です。
「嬉しそうな顔」「安らかな表情」「いい顔をしている」
これらはよく考えてみると、いずれも数値化できないものですね。
経済優先、数値志向の現在の日本において、これらの表情の変化はいつの間にか忘れ去られています。
しかしながら、この表情の変化は、たとえ数値化はできなくても、確かにあり、私たちの感性、主観で感じられるものです。
数値化できない大切なもの。
本学会では、数値化できない大切なものについても考え、取り組んでいきます。
今年もご参加いただき、一緒に歩きながらお話をしてくださった皆様方、本当にありがとうございました。
研究助成制度について
会員の皆様方各位
日本森林保健学会では、学会誌への研究論文のご投稿、また研究助成を行っております。
詳しくは、それぞれの案内をご覧ください。
森林と人間の健康の研究について、皆様方からのご投稿、ご応募をお待ちしております。