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本学会の上原 巌理事長が、「オーサーズカフェ」で講演いたします
本学会の上原 巌教授が、「さがみはらオーサーズカフェ」で講演いたします。
「オーサーズカフェ」とは、最近本を出版された著者から直接お話を聴く市民カフェのことです。上原理事長は、これまで国内外で合計39冊の本を出版されています。最新刊は、本学会の高山範理理事、事務局の竹内啓恵との共著の「事例にみる森林アメニティ 私たちの健康と森林」(全国林業改良普及協会 2022年2月)です。
参加費は無料、事前申し込みも不要です。どうぞお出かけください。
【オーサーズカフェ】
日時:2022年3月26日(土)14:00~15:00
場所:ユニコムプラザさがみはら
小田急線 相模大野駅直結 ボーノ相模大野サウスモール3階
山の神様
今年は意外に雪の多い冬になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
まわりに根雪は残っていますか?
この春、私どもはまず、九州の熊本と福岡におうかがいしました。地域の高齢者グループホームや、山林のNPOの方々と地域の田園地帯や山林を歩いてきました。その散歩の際に小さな発見となったのは、山の神様です。
北から南まで、日本では各地域に山の神様がいらっしゃいますね。そのご神木や祠の形、飾りつけ、お供え物などにも地域の風土や文化がうかがえます。今回訪ねた熊本、福岡では、山の神様には竹筒が奉納され、それぞれお神酒や甘酒を入れてお供えがされていました。竹を使ったところに、九州の文化だけでなく、東南アジアからの文化・風習の行き来も感じた次第です。
みなさまのお住いのところの山の神様にはお姿やお供え物に地域の特徴はありますか?
春めいてきた今日この頃、山の神様、山の祠もぜひたずねてみてください。
【テレビ放映】2月4日(金)「お寿司屋さんのまな板は何の木?」に上原理事長が出演
BS朝日のテレビ番組「お寿司屋さんのまな板は何の木?」に上原理事長が出演し、ヒノキの魅力や、奥多摩演習林、また故郷の長野市・善光寺を紹介いたしました。
ぜひご覧ください。
【番組名】BS朝日「お寿司屋さんのまな板は何の木?」
【放送日】2月4日(金)、2月11日(金)18:30~19:00
【番組公式サイト】https://www.bs-asahi.co.jp/baijaku_hinoki/
<公式サイトより>
多くの人に親しまれているお寿司屋さん。お寿司屋さんには、まな板だけでなく
他にも「檜」が使われています。それってなぜなんでしょう・・・・?
また、奥多摩町にある東京農業大学演習林、長野県の善光寺で「檜」の魅力を探ります。
新刊「事例にみる森林アメニティ 私たちの健康と森林」が出版されました!
2022年1月31日(月)、本学会の上原 巌理事、高山範理理事、事務局の竹内啓恵さんの3名が書いた「事例にみる森林アメニティ 私たちの健康と森林」が全国林業改良普及協会から出版されました。
(価格は、1320円)
これまでの国内外での森林療法の幅広い事例と、森林浴の科学的研究、また森林散策カウンセリングなどについても、最新のトピックを含めてわかりやすく紹介されています。
ぜひご高覧いただきますよう、おすすめいたします。
出版元の全林協のHPはこちら
林業改良普及双書No.200「林業改良普及双書No.200 事例にみる 森林アメニティ―私たちの健康と森林―」一般社団法人 全国林業改良普及協会
意外な使い方
先日、信州のリンゴ農家の方から、もみ殻をいただきました。
なぜもみ殻?と思う方もいらっしゃることでしょう。
また、もしかしたら、「もみ殻って何?」という方もおみえかも知れませんね。
もみ殻とは、稲のお米を包んでいた殻のことです。
そのもみ殻は、リンゴの発送の時に梱包材としても使われるのですね。
梱包材と言えば、ビニールの「プチプチ」がすぐに頭に浮かびますが、そのリンゴ農家では、なるべく自然環境に還元できるものをということで、もみ殻を使っているそうです。
今回は、そのリンゴの梱包に使っていたもみ殻をいただきました。
さて、もみ殻を森林ではどう使いましょうか?
まずは放置状態で、植物がなく、土壌の痩せている人工林の林床に試験的に敷いてみようと思っています。野ネズミなどの野生動物も来るかも知れませんが、動物を誘因することによって、種子散布も期待できるかも知れません。また、ちょっとした林地肥培にもなるかも知れません。
何事においても、このような「意外な使い方」についても、本学会では取り組んでいきます。