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身近なところに自分の常備薬があります
残暑お見舞い申し上げます。
毎年繰り返されるセリフかも知れませんが、「今夏の暑さは格別ですね」。
どうかくれぐれもお体をご自愛ください。
先日は、福井県に戦国時代の植生復元の仕事で出かけてきました。
今から450年ほど前、毎日の生活では現代よりもはるかに数多くの種類の植物、樹木を利用していました。
なかでも、病院がなかった当時、薬草、薬木は大切な資源でした。
それらの植物は特別な場所ではなく、身近なところにあったのです。
そして、21世紀の現在でも、実はその薬草薬木は私たちの身近なところにあります。
いましばらくは暑い日が続きますが、自分の健康に良い植物を探してみませんか?
第13回学術総会&研修会が仙台市で開催されました!
暑中お見舞い申し上げます。
今年の学術総会と研修会は、事務局の東京農業大学(世田谷)を初めて離れ、仙台市で開催されました。
6月17日(土)は、東北医科薬科大学70周年記念講堂にて学術総会が開かれました。
大会長の住友和弘教授の基調講演、東北森林管理局の宮澤俊輔氏の特別講演がおこなわれ、血圧測定、唾液アミラーゼによるストレスチェック、POMSの記入のよくある3つの尺度測定についてのハンズオンセミナーが新たなこころみとして実施されました。
[血圧、ストレス、心理検査のハンズオンセミナー。とても好評でした。]
その後、会員発表がおこなわれ、夕方からの懇親会も盛況でした。
翌日18日(日)は市内の青葉山公園にて研修会が行われ、森林散策の前後には血圧と唾液アミラーゼの測定もおこなわれました。
[青葉山での研修会:研修会後、過半数の参加者の血圧、ストレスが下がりました。]
両日ともお天気に恵まれ、開催することができました。大会を運営された住友先生、また終始お手伝いをいただいた及川結さん、二日間ありがとうございました。また、遠くは関西からご参加された会員のみなさま、おつかれさまでした。
来年は、つくばの森林総研で開催される予定です。
学会誌「森林保健研究」も近日中にお手元にお届けできる予定です。
第13回学術総会および会員総会開催のお知らせ
日頃より、学会活動にご支援ご理解を賜り、誠にありがとうございます。
今年は、宮城県仙台市の東北医科薬科大学小松島キャンパスで開催いたします。創立後、初めて東京農業大学以外の場所で学術総会が開催されます。対面形式のみとなりますが、懇親会、研修会も開催されますので、ぜひ、大勢の皆様のご参加をお待ちしております。なお、研修会のご参加は、会員のみの特典となります。
【開催日程・場所】
〇第13回学術総会・会員総会
テーマ「All you need is Forest」
大会長 東北医科薬科大学若林病院 総合診療科 住友和弘
[開催日]2023年6月24日(土)
東北医科薬科大学 小松島キャンパス 70周年講堂
〒981-8558 宮城県仙台市青葉区小松島4丁目4番1号(アクセス⇒)
[開催時間]
基調講演 13:00~13:45
会員発表 14:00~17:00
会員総会 17:00~17:20
[基調講演]
「森林ウォーキングによる健康づくり~森の香りの効用~」
東北医科薬科大学若林病院 総合診療科 病院教授 住友和弘
※現地での対面形式で開催するため、オンライン形式での開催は行いません。
※会員発表のタイトルは、後日、随時ウェブサイトでお知らせいたします。
※基調講演、会員発表のみの聴講や研修会(こちらは会員のみ)のみのご参加も大歓迎です。
〇会員発表のお申込み
- 会員発表(口頭)時間は、一人15分です。発表12分、質疑応答3分
- 会員発表申込:2023年5月24日(水)17:00までに、発表題目とともに事務局宛にメールでお申込みください。
- 発表要旨の提出:6月14日(水)24:00までに、要旨(A4、1枚、形式自由)を事務局宛にメールでご提出ください。
※事務局メールアドレス:info@forest-and-human-health.jp
〇会員総会 審議事項
・2022年度事業報告 ・2022年度収支決算報告 ・2023年度事業計画案 ・2023年度予算計画案 ・その他
〇第13回学術総会・研修会
[開催日]2023年6月25日(日)宮城県仙台市 千貫沢遊歩道~三太郎の小径
[開催時間]10:00~12:00 地下鉄国際センター駅 9:45
※詳細は、第13回学術総会開催日(6月24日)にご案内します。研修会のみのご参加の場合はメールでご案内しますので、事務局までお知らせください。
〇学術総会・研修会の参加費用
会員は無料です。非会員は2000円です。学生は無料です。
※研修会の参加は会員特典となります。非会員の方で参加希望の方は当学会にご入会をお願いいたします。
〇出欠のご連絡
・会員の皆さんへお送りした「News Letter Vol.6/春号」に同封した返信ハガキにて、6月14日(水)までにご投函ください。
林業と、もうひとつは何?
暦は6月。これから梅雨の季節ですね。
今年は桜の開花や木々の芽吹きが早かったので、梅雨入りも早いかも知れません。
先日、信州そばの種子をシャーレ、鹿沼土、庭土に蒔いてみました。
発芽は三日後。発芽率はほぼ100%です。
痩せ地でも育つソバは、山間地で育てられ、林業の片手間にも栽培されました。
「林業+X」、「本業+X」が指摘される今日、ソバの存在価値は見直されています。
ちなみにソバのこの幼苗、おひたしにして食べることもできるのです。
また、そば殻は枕にも使われますね。
林業と何かもう一つ。それは木材以外のアメニティが多いです。
樹木の香りは抗菌スプレーにも使えます!
風薫る皐月をいかがおすごしでしょうか?
さて、写真は、山林から採集したクロモジの枝を65%エタノールに漬けたものです。
クロモジ(クスノキ科)の成分が入り、良い芳香がします。
長いコロナ禍の生活ですっかりエタノールは日常のあちこちでみかけるようになりました。
でも、樹木の香りを加えるだけで、その用途はさらに広がりそうですね。
森林、樹木の恵みは様々なところでこれからもその魅力を発揮していくことでしょう。