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秋になりました。森に出かけ、読書をしましょう!
季節は秋。森歩きにも良いシーズンになりましたね。
森に入ったら、ぜひ足元の林床にも目を向けてみてください。
これは、アブラチャンというクスノキ科の樹木です。
クスノキ科独特の良い香りもありますが、その実からは油が採れます。
かつての読書灯には、このアブラチャンの油が使われました。
そして、秋は落ち着いて本が読める季節でもありますね。
これは、詩人の長田 弘(1939-2015)さんの作品。
私たちには、まさに深呼吸が必要です。
表紙はいみじくも樹木のイラスト。
これもまた森林、樹木のもたらすアメニティでしょうか。
上原理事長 韓国訪問
さる9月16日(月)~19日(木)、上原巌理事長が韓国を訪問してきました。
7回目の訪韓となる今回は、韓国南西部の光州広域市にある国立全南大学での特別講義と地域の保健休養林の見学です。
全南大学での講義は同大学林学科の学部生、大学院生、そして一般市民対象に英語で行われ終始聴衆は熱心だったそうです。
また、講義後は韓国で今春出版された「森林アメニティ学」のサイン会も行われました。
現在、韓国では、国として各地の保健休養林の整備が行われており、また曖昧な観光事業ではなく、きちんとした対象、目的を持った森林の保健休養が始まっています。
針広混交林を背景に記念写真
左端が全南大学の安教授、右から2番目が上原理事長
中国、韓国と連続出張でしたが、アジアでの今後の森林の保健休養の可能性がうかがえる旅になりました。
これから日中韓でのコラボレーションの活動も始まる予定です!
上原理事長 中国・北京を訪問
さる9月6日(金)~11日(水)まで、上原 巌理事長が中国・北京を訪問しました。
通算5回目となる北京訪問では、中国園芸療法学会と森林療法国際シンポジウムでのそれぞれ基調講演を担当されました。
また、上原理事長はじめ、住友和弘、高山範理、両副理事長が書かれた「森林アメニティ学」(朝倉書店 2017年)が今年7月に中国で翻訳、発売され、その臨時サイン会もシンポジウム前に行われたそうです。
中国と連携した研究、活動も今後楽しみですね!
9月7日の学会。記念写真も広大です!(上原理事長は中央です)
理事長の名前は、中国では変わった名前なので、とてもおぼえやすいそうです。
現代中国の名門大学である清華大学の李樹華教授(左)との記念撮影。
なんと二人には10年以上前からのご縁があり、上原理事長が兵庫県立大学に勤務した時の前任者が李教授だったそうです。また、教授のご子息は現在、東京農業大学に留学中です。
なお、上原理事長は、清華大学のみどり療法研究センターのコンサルタントにも招聘されました(初任期は3年間です)。
森林療法国際シンポジュウム後の記念撮影。
上原理事長の右隣は、ドイツ・バート・ウェーリスホーフェン市保養課長のペトラ・ノッカーさんです。理事長の書かれた森林療法の翻訳がアジアに広がり、今や中国とドイツにも架け橋が渡りました。
シンポジュウム前の臨時サイン会。
「森林アメニティ学」が中国でもめでたく出版されました!
これから日中の友好に森林と保健休養もキーワードになりましたね!
【9/15開催】森林療法シンポジウム2019
(1)森林ウォーキング 10:30~12:30 旭川市科学館サイパル玄関前集合
サイパルから神楽岡公演を巡ります。秋空の下、ゆっくりと森を歩き森の癒し効果を体験します。雨天時、中止となります。
(2)シンポジウム 13:30~16:30 旭川市科学館サイパル 研修室
◆テーマ:「森林浴による健康づくりと地域の可能性を探る」
◆日時:令和元年9月15日(日)
◆会場:旭川市科学館サイパル 研修室
〒078-8329 北海道旭川市宮前1条3丁目−32
電話 0166-31-3186
◆参加費:500 円(ウォーキングのみ方は100 円)
◆主催:北海道森林療法研究会
◆お申し込み:https://forms.gle/ptK1aTngDPybMkZP9
⇒詳細はコチラ(PDF:956KB)
⇒お申し込み:https://forms.gle/ptK1aTngDPybMkZP9
木は長寿
夏休みに、信州の実家の土蔵の片づけを行っていたところ、曾祖母の御嫁入りの際に持ってきた長持ちが出てきました。
今から100年以上前の桐製のものです。
しかしながら、材にはカビひとつなく、腐朽もありません。
これは、上ぶたです。
材には狂いがなく、緩やかな円形カーブの造りになっています。
一般に樹木は数十年から数百年も生きる長寿の生命を持っていますが、伐られて、用材となっても、依然として長生きを続けるのですね。